ISEがAIを活用した特許取得で技術基盤を強化、医療介護分野での独自技術開発が加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ISEがAIを活用した特許取得で技術基盤を強化
AIによる特許ポートフォリオの効率的な分析を実現
2か月間で新規特許の取得までのプロセスを完了

ISEのAI活用特許ポートフォリオ強化による技術革新

株式会社情報システムエンジニアリングは、AIを活用した新しい手法で特許第7575751号を2024年10月30日に取得した。AIによって特許ポートフォリオの観点漏れを効率的に調査分析することで、既存特許群でカバーできていなかった領域を特定し、新たな特許取得へとつなげることに成功している。^[1]

特許ポートフォリオ強化のプロセスでは、Axelidea株式会社のAXELIDEA Patentを活用して出願済み発明の空白領域を探索し、AIが生成した提案をISEの知財戦略に照らし合わせて分析を行った。事業戦略と開発計画に基づいて追加出願すべき空白領域を選定し、3件の出願領域を決定したことで効率的な特許取得が実現できている。

取得した特許技術は、超高齢社会において人の関与が不可欠な医療・介護・公衆衛生の現場や環境での作業に対して、独自技術を活用した課題解決策の提供を可能にするものだ。ISEは産学と医看工芸の共創環境で育んできた推知技術と触知技術の事業化に取り組んでおり、今回の特許取得によって技術基盤が一層強化されることになる。

ISEの特許取得プロセスまとめ

項目	詳細
取得特許	特許第7575751号
活用AI技術	AXELIDEA Patent
実施期間	2024年5月～10月
主な工程	空白領域の探索、提案分析、出願領域選定
成果	3件の出願領域を2か月で特定

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医看工芸について

医看工芸とは、医療・看護・工学・芸術の分野を横断的に融合させた新しい学際的なアプローチのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

医療と工学技術の統合による革新的なソリューション創出
看護現場の知見を活かした実践的な技術開発
芸術的視点を取り入れた人間中心のデザイン思考

ISEは医看工芸の共創環境において、推知技術と触知技術の開発を進めている。医療・介護・公衆衛生の現場における人の関与が不可欠な作業に対して、独自の技術を活用した課題解決策を提供することで、超高齢社会における医療・介護サービスの質的向上に貢献している。

AIを活用した特許取得プロセスに関する考察

AIを活用した特許ポートフォリオ強化の取り組みは、特許の網羅性向上と取得期間の短縮という点で画期的な成果を上げている。従来の手作業による特許分析では見落としがちだった領域をAIが効率的に特定することで、より包括的な知的財産権の確保が可能になったことは、技術開発型企業にとって大きな意義を持つものだ。

一方で、AIによる特許分析・提案には、既存の技術的な価値観や従来の発想に基づく傾向が残る可能性がある。完全に新規性の高い技術領域や従来にない発想による特許については、AIの提案だけでは十分にカバーできない可能性があるため、人間による創造的な思考とAIによる分析を適切に組み合わせる必要があるだろう。

今後はAI技術の進化により、より高度な特許分析や新規技術の予測が可能になると期待される。医療・介護分野における技術革新は社会的な要請も高く、AIを活用した効率的な特許取得プロセスの確立は、より多くの企業による積極的な研究開発を促進する可能性がある。

参考サイト

^ PR TIMES. 「ISEはAIを活用して特許ポートフォリオの強化を実現しました | 株式会社　情報システムエンジニアリングのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000059515.html, (参照 24-11-08).

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