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公開：2024-11-15

一般社団法人アルバ・エデュが対話型アプリ開発、コミュニケーション力向上へ向けた教育現場での活用に期待

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 企業人事担当者の73.2%がコミュニケーション力を最重要視
• 学校授業だけでは話す力が不足と7割超が回答
• 対話型アプリ活用への期待が7割以上

コミュニケーション能力向上への課題と新たな教育ニーズ

一般社団法人アルバ・エデュは、企業の人事担当者と高校生の保護者を対象にコミュニケーション力に関する実態調査を2024年7月22日に実施した。調査結果から企業の人事担当者の73.2%が社会人に求められるスキルとしてコミュニケーション力を最重要視しており、コミュニケーション力が不足している人材に対して8割以上がマイナスな印象を持っていることが判明した。^[1]

高校生の保護者の間では、自身の子どもに自分の意見や意思を発言する能力を身につけてほしいというニーズが6割以上存在することが明らかになった。学校の授業だけでは話す力を養うことが難しいと7割以上が感じており、カリキュラムの余裕のなさや暗記中心の学習スタイルが要因として挙げられている。

早期からのコミュニケーション力育成への期待は88%と非常に高く、対話型アプリの教育現場での活用を望む声も7割を超えている。アルバ・エデュは生成AIを組み込んだ対話型アプリを開発し、文部科学省の実証事業にも採択され、実証授業では9割以上の生徒がアプリの有用性を実感している。

コミュニケーション力に関する調査結果まとめ

アルバ・エデュの取り組みの詳細はこちら

大学入試の学校推薦型選抜と総合型選抜について

大学入試における学校推薦型選抜と総合型選抜とは、従来の学力試験とは異なる選考方式のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 面接試験を重視した選考方式
• コミュニケーション能力の評価が重要
• 一般選抜と比較して早期に合否が決定

令和5年度の大学入学者データによると、学校推薦型選抜が35.9%、総合型選抜が14.8%を占めており、これらを合わせると一般選抜での入学者数を上回る結果となっている。面接重視の入試形態が増加していることから、受験生のコミュニケーション能力がより重要視される傾向にある。

対話型アプリを活用した教育に関する考察

対話型アプリの導入により、生徒一人一人の発言機会が増加し、個別最適化された学習環境の構築が可能となることが期待できる。特に生成AIの活用により、生徒の思考を深める適切な問いかけや即座のフィードバックが実現され、従来の授業では困難だった個別対応が可能になるだろう。

一方で、対話型アプリの導入には教員のICTリテラシー向上や、適切な利用時間の設定など、運用面での課題が存在する。教員研修の充実や、対面でのコミュニケーションとのバランスを考慮したカリキュラム設計が、アプリ活用の成否を左右する重要な要素となるはずだ。

早期からのコミュニケーション力育成は、将来の社会適応にとって極めて重要な意味を持つ。対話型アプリの活用により、生徒の主体的な発言力の向上が期待できるが、同時に教員の指導力向上や家庭での会話促進など、総合的なアプローチも必要となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「人事担当者が求めるスキル1位は「コミュニケーション能力」！保護者は「アプリでコミュニケーション能力を高める」ニーズ高まる | 一般社団法人アルバ・エデュのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000143357.html, (参照 24-11-15).

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