ゼンリンデータコムが都市変遷マップの提供を開始、1994年以降の地図データを活用した都市計画支援ツールが登場

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ゼンリンデータコムが都市変遷マップを提供開始
全国133カ所のランドマークの変遷を地図で確認可能
1994年以降の過去地図データを活用した都市計画支援

ゼンリンデータコムの時空間データベースを活用した都市変遷マップの提供開始

株式会社ゼンリンデータコムは、ゼンリングループが保有する過去の地図データと詳細な建物情報を活用した新サービス「都市変遷マップ」を2024年11月28日より提供開始した。時空間データベースが保有する1994年以降の全国の過去地図データから、全国133カ所のランドマークの過去と現在の地図を年代別に比較することが可能となっている。^[1]

都市変遷マップでは、ジャンルごとの施設件数の推移確認が可能となっており、業界や地域のトレンドを把握した都市計画の立案や商圏分析に活用することができる。過去地図と現在の地図を比較した街並みの変遷分析機能により、不動産業務における土地調査の効率化にも大きく貢献するだろう。

東京スカイツリーの変遷を例に挙げると、1995年の建設計画前は東武鉄道の貨物駅やコンクリート工場が存在していた場所が、2008年の着工開始により更地となり、2010年の建設中の状況を経て、2021年には開業後のスカイツリー全体の情報が地図に反映されている。このように都市の発展過程を視覚的に確認することが可能となった。

都市変遷マップの機能まとめ

項目	詳細
対象期間	1994年以降
対象地点数	全国133カ所のランドマーク
主な機能	過去地図と現在地図の年代別比較、施設件数の推移確認
利用料金	無償で閲覧可能
活用例	都市計画立案、商圏分析、不動産業務の土地調査

都市変遷マップの詳細はこちら

時空間データベースについて

時空間データベースとは、株式会社ゼンリンが全国の調査網により収集した様々な情報を一元管理し、最新の情報を最適な形で提供可能なデータベースのことである。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

全国規模の調査網による情報収集システム
過去から現在までの地理情報の一元管理
ユーザーニーズに応じた最適なデータ提供

時空間データベースは、1994年以降の地図データを保有しており、ランドマークの変遷や施設件数の推移など、都市の発展過程を多角的に分析することが可能となっている。このデータベースを活用することで、都市計画や不動産業務における意思決定の精度向上や業務効率化に大きく貢献することができるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「ゼンリングループが保有する過去の地図データと詳細な建物情報を活用した新サービス「都市変遷マップ」の提供を開始 | 株式会社ゼンリンデータコムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000069376.html, (参照 24-11-30).

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