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公開：2024-12-03

オープンのWindows向け高機能ファイラー「Files」がWinGetに対応、コマンドラインからの簡単インストールが可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ファイラー「Files」がWinGetパッケージマネージャーに対応
• コマンドラインから簡単にインストール可能に
• 安定版とプレビュー版の両方が利用可能

人気のモダンファイラー「Files」がWinGetに対応、インストールが容易に

オープンのWindows向け高機能ファイラー「Files」は2024年11月30日、Microsoftの公式パッケージ管理システム「WinGet」への対応を発表した。WinGetを使用することで、コマンドラインから簡単にインストールが可能になり、ユーザーの利便性が大幅に向上している。^[1]

「WinGet」はLinuxの「apt-get」やMacの「Homebrew」に相当するパッケージ管理システムで、Windows 10バージョン1809以降およびWindows 11で利用できる。GitHubで管理されているコミュニティリポジトリやMicrosoft Storeからアプリケーションのインストールやアップデートが可能だ。

「Files」はWindows 11のデザイン言語「Fluent Design System」に準拠した多機能なファイル管理ソフトウェアとして知られている。コミュニティリポジトリでのトラブルにより長期間WinGetでのインストールができない状況が続いていたが、今回の対応により状況が改善された。

FilesのWinGet対応まとめ

WinGetについて

WinGetとは、Microsoftが提供する公式のパッケージ管理システムで、コマンドラインからソフトウェアの管理を行うことができるツールのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• コマンドラインからアプリケーションのインストール、アップデート、削除が可能
• GitHubのコミュニティリポジトリやMicrosoft Storeに対応
• Windows 10およびWindows 11向けの公式パッケージ管理システム

WinGetはLinuxの「apt-get」やMacの「Homebrew」に相当するシステムとして位置づけられている。Microsoft Storeアプリの「アプリ インストーラー」をアップデートすることで最新バージョンを利用できるため、Windowsユーザーにとって使いやすい環境が整っている。

FilesのWinGet対応に関する考察

FilesがWinGetに対応したことで、コマンドラインからの簡単なインストールが可能になり、特にIT管理者やパワーユーザーにとって大きなメリットとなるはずだ。Windowsのファイラーとしてはエクスプローラーがデフォルトだが、より高機能な選択肢としてFilesの存在感が増すことが予想される。

今後の課題として、WinGetを通じたアップデート管理の安定性確保や、コミュニティリポジトリでの安定した提供体制の維持が挙げられる。これらの課題に対しては、開発チームとコミュニティの継続的な連携が重要になってくるだろう。

将来的には、WinGet経由でのプラグインやアドオンの管理機能の追加も期待したい。さらに、エンタープライズ環境での展開シナリオを想定した機能強化も、Filesの普及を後押しする要因になるはずだ。

参考サイト

1. ^ Files. 「Files • Files is now available on WinGet」. https://files.community/blog/posts/now-on-winget, (参照 24-12-03).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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