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Coltが西日本でネットワークを拡張、富士通の光送受信機1FINITYを採用し2025年稼働へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Coltが西日本でのネットワーク拡張を発表
  • 富士通の1FINITY T900/T950を採用し高性能化を実現
  • 2025年に広島、岡山、福岡の3拠点で稼働予定

Coltが西日本での通信インフラ拡張計画を発表

Coltテクノロジーサービスは2024年11月28日、西日本エリアでのネットワーク拡張計画について発表を行った。広島、岡山、福岡の3拠点において富士通製トランスポートブレード「1FINITY T900/T950」を採用し、2025年の稼働開始を目指して各地域のSIパートナーのデータセンターと連携したネットワークを構築する方針だ。[1]

富士通の「1FINITY T900/T950」は光1波長あたり毎秒1.2テラビットの大容量データ送信を実現する光送受信機で、従来の空冷システムと比較して2倍の冷却能力と騒音の50%低減を達成している。クローズドループ水冷技術により、システム全体のCO2排出量を60%削減することが可能となった。

Coltは2023年7月に富士通と共同で実施した実証実験において、東京-大阪間約600kmの商用長距離ネットワークで1波長あたり毎秒800ギガビットの伝送速度を達成している。専用線サービス「Colt Wave」は世界40か国以上、日本の主要5都市を含む230都市で展開されており、1,100以上のデータセンターと3万2,000以上の商用ビルを接続するネットワークを構築している。

Coltのネットワーク拡張計画まとめ

項目 詳細
展開地域 広島、岡山、福岡の3拠点
採用設備 富士通 1FINITY T900/T950
稼働予定 2025年
主な特徴 1波長あたり毎秒1.2テラビット伝送、CO2排出量60%削減
実証実験結果 東京-大阪間で毎秒800ギガビット達成

クローズドループ水冷技術について

クローズドループ水冷技術とは、冷却構造を全て装置内に収める革新的な冷却システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 既存施設の更新が不要な独自設計
  • 従来比2倍の冷却能力を実現
  • 装置の騒音を50%低減

富士通の1FINITY T900/T950に採用されているクローズドループ水冷技術は、光伝送装置において不可欠な高信頼性やメンテナンス性を維持しながら冷却効率を向上させることが可能だ。長期間使用される光伝送装置において、環境負荷低減と高性能化を両立する重要な技術として注目を集めている。

Coltの西日本ネットワーク拡張に関する考察

Coltの西日本でのネットワーク拡張は、地域のデジタルインフラ整備において重要な意味を持つ取り組みである。富士通の最新技術を採用することで高速かつ環境に配慮したネットワークの構築が可能となり、西日本地域のデジタル化促進に大きく貢献することが期待できるだろう。

ネットワーク拡張に伴う課題として、各地域のSIパートナーとの連携体制の確立や、運用面での安定性確保が挙げられる。しかし富士通の国内サポート体制と、Coltのグローバルでの豊富な運用経験を活かすことで、これらの課題は克服可能であると考えられる。

今後は西日本エリアでのサービス提供を通じて得られる知見を活かし、さらなる地域展開や新サービスの開発につなげることが重要となるだろう。特に環境負荷低減と高性能化を両立する技術の採用は、持続可能なネットワークインフラの構築モデルとして注目される。

参考サイト

  1. ^ Colt. 「――広島、岡山、福岡の3拠点で国内SIパートナーのデータセンターと連携――」. https://www.colt.net/ja/resources/fujitsu/, (参照 24-12-04).

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