【CVE-2024-11051】AMTT Hotel Broadband Operation System 3.0.3にSQLインジェクションの脆弱性、ベンダー対応なく深刻な状況に
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記事の要約
- AMTT Hotel Broadband Operation System 3.0.3にSQLインジェクションの脆弱性
- Frontdeskのonline_status.phpファイルに深刻な問題
- ベンダーへの報告に対し返答なし
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AMTT Hotel Broadband Operation System 3.0.3のSQLインジェクション脆弱性
VulDBは2024年11月10日、AMTT Hotel Broadband Operation System 3.0.3.151204以前のバージョンにSQLインジェクションの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は/manager/frontdesk/online_status.phpファイル内のAccountIDパラメータの操作によって引き起こされ、リモートからの攻撃が可能となっている。[1]
この脆弱性はCVE-2024-11051として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはSQLインジェクション(CWE-89)とインジェクション(CWE-74)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。
この問題の重要な点として、ベンダーには早期に脆弱性情報が開示されたものの、いかなる対応も得られていない状況が続いている。CVSSスコアはバージョン4.0で5.3(中程度)、バージョン3.1および3.0で6.3(中程度)と評価され、深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
Hotel Broadband Operation System 3.0.3の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-11051 |
影響を受けるバージョン | 3.0.3.151204以前 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89)、インジェクション(CWE-74) |
CVSSスコア | v4.0: 5.3、v3.1: 6.3、v3.0: 6.3 |
問題のファイル | /manager/frontdesk/online_status.php |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性を悪用し、データベースに不正なSQLコマンドを挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- データベースの内容を不正に閲覧・改ざんが可能
- 認証機能の回避や権限昇格に悪用される可能性
- Webアプリケーションの重大な脆弱性として広く知られている
SQLインジェクション攻撃は、入力値のバリデーション不足やエスケープ処理の不備により発生する可能性が高い。AMTT Hotel Broadband Operation Systemの場合、AccountIDパラメータの不適切な処理により、攻撃者がデータベースに対して任意のSQLコマンドを実行できる状態になっている。
AMTT Hotel Broadband Operation Systemの脆弱性に関する考察
AMTT Hotel Broadband Operation Systemの脆弱性は、ホテル業界のシステムセキュリティに対する重大な警鐘となっている。特にフロントデスク関連の機能が攻撃対象となっていることから、顧客情報の漏洩やシステムの不正操作といったリスクが想定されるため、早急な対策が求められる。
ベンダーの対応が得られていない点は、セキュリティインシデント発生時の危機管理体制の整備が必要不可欠であることを示唆している。今後は脆弱性情報の開示から修正プログラムの提供までのプロセスを明確化し、迅速な対応が可能な体制を構築することが望まれる。
Hotel Broadband Operation Systemのユーザー企業は、WAFの導入やアクセス制限の強化など、独自の防御策を検討する必要がある。また、同様のシステムを利用している他のホテルでも、セキュリティ監査の実施や代替システムの検討を始めることが推奨される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11051, (参照 24-12-04).
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