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公開：2024-12-05

ヤマハのADECIAシーリングソリューションが新構成でMicrosoft Teams認定を取得、遠隔会議の音声品質が大幅に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ヤマハのADECIAシーリングソリューションがMicrosoft Teams認定を取得
• VXC2Pを加えた新構成で遠隔会議の音声品質が向上
• オートセットアップ機能で設定の自動化を実現

ヤマハのADECIAシーリングソリューションがMicrosoft Teams認定を新たに取得

ヤマハ株式会社は2024年12月4日、遠隔会議用ワンストップサウンドソリューション『ADECIAシーリングソリューション』において天井設置型スピーカーシステム「VXC2P」を加えた新構成でMicrosoft Teamsの認定を取得したことを発表した。シーリングアレイマイクロフォン「RM-CG」を中心とする専用プロセッサー「RM-CR」およびPoE給電対応ネットワークスイッチと組み合わせることで、高品質な音声会議環境を実現している。^[1]

ヤマハ株式会社は2020年に中規模会議室向けの遠隔会議システムとして『ADECIAシーリングソリューション』を発売し、オフィス内の会議室向けサウンドソリューションとして柔軟性と使いやすさを追求してきた。2024年11月にはDante/PoE対応の天井設置型スピーカーシステム「VXC2P」を発売することで、多様なオフィス環境への対応を可能にしている。

Web UIの「オートセットアップ機能」を使用することで、システム全体の設定を自動で行うことが可能になっており、セットアップ時間の大幅な短縮を実現している。「VXC2P」はイコライザーやディレイなどの音声処理をスピーカー本体に内蔵しており、個別に調整可能なため、Microsoft Teamsを通じた快適な音声会議環境を構築することができるだろう。

ADECIAシーリングソリューションの特徴まとめ

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PoE給電について

PoE給電とは「Power over Ethernet」の略称で、LANケーブルを通じて電力供給を行う技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• LANケーブル1本で通信と電力供給が可能
• 従来の電源工事が不要で設置が容易
• ネットワーク機器の配置の自由度が向上

遠隔会議システムにおいてPoE給電技術を採用することで、天井設置型のスピーカーやマイクの配線工事が大幅に簡素化される。ADECIAシーリングソリューションでは、PoE給電対応のVXC2Pを活用することで、設置の容易さと高品質な音声を両立している。

ADECIAシーリングソリューションに関する考察

ADECIAシーリングソリューションの最大の利点は、Microsoft Teamsとの認定取得により、企業のコミュニケーションプラットフォームとシームレスに連携できる点にある。オートセットアップ機能によって、専門的な知識がなくても高品質な音声環境を構築できることは、IT管理者の負担軽減につながるだろう。

今後の課題として、大規模会議室や特殊な音響環境への対応が考えられる。音声のエコーやハウリングの制御、複数のマイク・スピーカーの連携など、より複雑な環境での性能向上が期待される。また、AIを活用した音声認識や話者識別機能の追加により、議事録作成の自動化など新たな価値提供も可能になるだろう。

リモートワークの普及により、遠隔会議システムの重要性は今後も高まり続けることが予想される。ADECIAシーリングソリューションには、ユーザビリティの向上だけでなく、より自然なコミュニケーション体験を実現する機能の追加が期待される。VR・AR技術との連携など、次世代の遠隔会議システムとしての進化も視野に入れるべきだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ヤマハ 遠隔会議システム『ADECIAシーリングソリューション』が新たな構成で「Microsoft Teams」の認定を取得 | ヤマハ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000917.000010701.html, (参照 24-12-05).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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