公開:

オプテージのクラウドサービスOCCSが学術情報ネットワークSINETと直接接続を開始、教育研究機関のデジタル化を促進

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

オプテージのクラウドサービスOCCSが学術情報ネットワークSINETと直接接続を開始、教育研究機関のデジタル化を促進

PR TIMES より


記事の要約

  • OCCSがSINETと直接接続可能に、2025年4月から実現
  • 国産クラウドストレージのOCCSが高速処理と大容量を実現
  • AXIES2024にて接続機能とクラウドサービスを紹介予定

オプテージのOCCSとSINETの直接接続開始について

株式会社オプテージは、2025年4月に同社の閉域網と学術情報ネットワークSINETの直結ルートを構築し、国産クラウドサービス「オプテージ コネクティビティ クラウド・ストレージ(OCCS)」との直接接続を開始することを発表した。SINETは国立情報学研究所が運営する教育・研究機関向けの情報通信ネットワークであり、国内外の研究機関との円滑な情報流通を支援している。[1]

OCCSは国内データセンターに設置されたサーバを活用する国産クラウドストレージで、IOPS16,000の高速処理能力と1PB以上の容量拡張性を備えている。CPUとメモリは1vCPU/1GB単位でのサーバ構築が可能であり、リソース共有やオートスケール機能により柔軟な運用を実現している。

このサービスはデータ転送料が不要で為替の影響を受けない定額制を採用しており、東西2つのリージョンを活用したBCP対策も可能となっている。また、メガクラウドへのダイレクト接続サービス「オプテージ コネクティビティ クラウド エクスチェンジ(OCCX)」も提供されている。

OCCSの主要機能まとめ

項目 詳細
処理性能 IOPS16,000の高速処理
拡張性 1PB以上の容量拡張が可能
リソース設定 1vCPU/1GB単位でのサーバ構築
料金体系 データ転送料不要の定額制
可用性 東西2リージョンでのBCP対策
接続オプション メガクラウドへのダイレクト接続(OCCX)
OCCSの詳細はこちら

SINETについて

SINETとは、国立情報学研究所が構築・運用する学術情報ネットワークのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 教育・研究機関向けの専用情報通信ネットワーク
  • 国内外の研究機関との円滑な情報流通を実現
  • 学術情報の流通促進とコミュニティ形成を支援

SINETは日本全国の大学や研究機関の学術情報基盤として機能しており、多くの海外研究ネットワークとの相互接続も行っている。OCCSとの直接接続により、SINET利用機関は高速で安定したクラウドストレージサービスを活用することが可能になる。

OCCSとSINETの直接接続に関する考察

OCCSとSINETの直接接続は、教育研究機関のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な施策となり得る。国内データセンターの活用により、データの所在が明確で安全性が高く、為替変動の影響を受けないという特徴は、教育研究機関にとって大きなメリットとなるだろう。

今後は、研究データの増大に伴うストレージ容量の拡張性や、複数機関での共同研究におけるデータ共有の効率化が課題となる可能性がある。オートスケール機能やメガクラウドとの連携機能を活用することで、これらの課題に柔軟に対応することが期待される。

教育研究機関のデジタル化が進む中、OCCSのような国産クラウドサービスの重要性は更に高まっていくことが予想される。今後はAIやビッグデータ分析などの高度な研究にも対応できるよう、計算リソースの強化や専門的なサポート体制の充実が望まれる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「OPTAGE国産クラウドサービス「OCCS(オクス)」2025年4月 学術情報ネットワークSINETから直接接続可能に | 株式会社オプテージのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000216.000051725.html, (参照 24-12-06).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
ソフトウェアに関する人気タグ
ソフトウェアに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。