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公開：2024-12-06

Red Bull Basement 2024でフィリピン代表のAI農業アプリが優勝、39カ国11万件の応募から頂点に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 世界規模のイノベーター育成プログラムRed Bull Basement 2024が開催
• 全世界39カ国から11万件以上の過去最多応募を記録
• フィリピン代表のAI農業トラッキングアプリが優勝

Red Bull Basement 2024 World Finalで革新的なAIアプリケーションが誕生

レッドブル・ジャパン株式会社は革新的なアイデアの実現と次世代のイノベーター育成を目指すプログラム「Red Bull Basement 2024」のWorld Finalを2024年12月3日から5日にかけて東京で開催した。マイクロソフトとAMDとの提携により初めてAI技術を応募フローに採用したことで、全世界39カ国から11万件以上、日本国内からは1,191件の過去最多の応募が集まることとなった。^[1]

World Finalでは出場39カ国の代表者が東京に集結し、ワークショップやAIトレーニング、国際的な起業家、ビジネスリーダーとの交流を通じてアイデアを発展させる機会が提供された。最終日には選ばれた上位10チームが東京の街を背景にしたステージで審査員に向けてピッチを行い、フィリピン代表のAldrin Sojourner GamayonさんによるAI農業トラッキングアプリ「AgriConnect」が見事優勝を果たした。

優勝したAldrin Sojourner Gamayonさんには、カリフォルニア州シリコンバレーでの3週間の全額支援プログラムへの参加権が与えられ、テクノロジーおよびベンチャーキャピタルのリーダー達とのネットワーキングやメンタリングの機会が提供されることとなった。日本代表の東京理科大学チームは惜しくも上位10チームには選出されなかったものの、グローバルな視野を広げる貴重な経験を得ることができたと言えるだろう。

審査員とメンター陣の顔ぶれ

World Finalの審査には、マイクロソフトのスタートアップ部門責任者Hans Yangさんをはじめとする豪華な顔ぶれが集結した。シリコンバレーを拠点とする著名なVCファーム「Plug and Play」の初期投資家Letizia Royo-Villanovaさん、起業家でビジネスメンターのJun Yuhさんも参加し、グローバルな視点での評価が行われた。AMDのウェビナーシリーズ「Meet the Experts」のホスト兼プロデューサーRyan Sagareさんやクリフダイビングのレッドブル・アスリートで起業家のMolly Carlsonさんも審査に加わっている。

参加者へのサポートには、マイクロソフトのデータ・AI・デジタルアプリケーション担当副社長Jessica Hawkさん、Red Bullのeスポーツプロ選手であり複数の企業を設立したAmar Al Naimiさんもメンターとして参加した。日本代表チームに対しては、元・日本マイクロソフト業務執行役員の澤円さんや株式会社マクアケの専門性執行役員/R&Dプロデューサーの北原成憲さんが特別メンターとして支援を行っている。両氏は日本のスタートアップエコシステムに精通した経験を活かし、グローバル市場を見据えたプレゼンテーションの準備と戦略構築をサポートした。

Red Bull Basement 2024の上位10チームのアイデアまとめ

AI活用型農業トラッキングシステムについて

AI活用型農業トラッキングシステムとは、人工知能とセンサー技術を組み合わせて農業生産を最適化するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの作物状態モニタリングと分析
• 予測分析による収穫量の最適化と病害虫対策
• 遠隔地からの農場管理と自動化システムの統合

AgriConnectのような農業トラッキングシステムは、AIとスマートセンサーを組み合わせることで農業プロセスを革新的に改善する可能性を秘めている。特に遠隔地の農家でも作物の追跡や農業プロセスの最適化が可能となり、リスクを低減しながら持続可能な農業成長のために収穫量を増加させることが期待できる。

参考サイト

1. ^ Red Bull. 「Red Bull Basement 2024｜一つのアイデアが、世界を変える。| 学生 起業｜イベント情報」. https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-basement-japan, (参照 24-12-06).

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