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公開：2024-12-19

スマートプラスがBaaSのNISA口座変更をオンライン化、証券業界のデジタルトランスフォーメーションが加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• スマートプラスがBaaSのNISA口座金融機関変更をオンライン化
• 2024年12月16日より電子手続きが可能に
• 14のサービスでNISA口座開設が利用可能

スマートプラスのBaaSがNISA口座変更の完全オンライン化を実現

株式会社スマートプラスは証券ビジネスプラットフォーム「BaaS」の機能をアップデートし、2024年12月16日よりNISA口座の金融機関変更手続きをオンラインで完結できるようにした。租税特別措置法の改正に対応し、これまで必要だった勘定廃止通知書または非課税口座廃止通知書の送付が不要となったことで、ユーザーの利便性が大幅に向上している。^[1]

BaaSはクラウド型で提供される証券ビジネスプラットフォームであり、法制度などの外部環境変化にも柔軟に対応できる特徴を持っている。従来のオンプレミス型の証券基幹システムと異なり、法令や制度対応に応じた追加費用の心配なく、常に最新の機能を利用することが可能だ。

すでにBaaSを導入している証券サービスにおいても、NISA口座の金融機関変更手続きの電子化が自動的に反映される仕組みを導入した。セゾンポケットやGoal Naviなど14のサービスでNISA口座開設が可能となり、各サービスは企業のニーズに応じて柔軟な機能追加や対応が可能となっている。

BaaSの主な機能まとめ

BaaSの詳細はこちら

クラウド型証券基幹システムについて

クラウド型証券基幹システムとは、証券取引に必要な機能をクラウド上で提供するプラットフォームのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 自動的な機能アップデートによる最新機能の利用
• 法制度変更への柔軟な対応
• 追加費用なしでの制度対応が可能

従来のオンプレミス型システムでは、法令や制度の変更に対応する際に追加費用が発生することが一般的だった。クラウド型システムはこの課題を解決し、常に最新の機能を利用可能にすることで、証券ビジネスの効率化とコスト削減に貢献している。

BaaSのNISA口座変更機能に関する考察

BaaSによるNISA口座変更の完全オンライン化は、証券業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させる重要な一歩となっている。特に、法制度の変更に柔軟に対応できる点は、今後の金融サービスの発展において大きな意義を持つだろう。

一方で、セキュリティの確保や個人情報の保護という観点から、より一層の対策強化が求められる可能性がある。オンライン化に伴うリスクを最小限に抑えながら、ユーザー体験の向上を図ることが今後の課題となるだろう。

BaaSプラットフォームの発展により、証券サービスのさらなるデジタル化と効率化が期待される。APIベースの柔軟な連携機能を活かし、より多くの金融機関やサービス事業者との連携を実現することで、ユーザーにとってより便利な金融サービスの実現が可能になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「スマートプラス、証券ビジネスプラットフォーム「BaaS」の機能アップデートにより、NISA口座の金融機関変更手続きを完全オンライン化 | 株式会社Finatextホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000448.000012138.html, (参照 24-12-19).

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