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公開：2024-12-17

MicrosoftがVisual Studio Code v1.96.0を公開、オーバータイプモードの導入で開発効率が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Visual Studio Code v1.96.0が正式公開
• オーバータイプモードが新たに導入
• ターミナルでの合字サポートなど機能改善も実施

Visual Studio Code 1.96.0のオーバータイプモード導入と機能強化

米Microsoftは2024年11月のVisual Studio Codeアップデート（v1.96.0）を12月12日に正式公開した。長年ユーザーから要望が寄せられていたオーバータイプモードが新たに導入され、キーボード入力時にテキストを挿入ではなく上書きする機能が実装されることになった。^[1]

Visual Studio Code v1.96.0ではターミナルでの合字（リガチャー）サポートが追加され、GPUアクセラレーションの有無に関係なく高度な文字表示が可能になった。また組織内でインストール可能な拡張機能を制御する許可リストの設定機能も実装され、セキュリティと管理性が向上している。

さらにcopilot-debugターミナルコマンドによるデバッグセッションの開始や、シンボルのドラッグ＆ドロップによるCopilot ChatやCopilot Editへの追加など、AI支援による開発効率の向上も図られている。プライマリサイドバーとセカンダリサイドバー間でのビュー移動も容易になり、開発環境のカスタマイズ性が大幅に向上した。

Visual Studio Code 1.96.0の主な機能まとめ

オーバータイプモードについて

オーバータイプモードとは、テキストエディタにおいてキーボードからの入力を既存のテキストに挿入するのではなく、上書きする動作モードのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 既存テキストを上書きしながら入力が可能
• Insertキーで挿入モードと切り替えが可能
• ステータスバーにモード状態を表示

Visual Studio Code v1.96.0で実装されたオーバータイプモードは、Markdownテーブルの端を揃えて編集する際などに特に有用性を発揮する機能として期待されている。この機能はユーザーからの要望が多く寄せられており、開発者の作業効率向上に大きく貢献するだろう。

Visual Studio Code 1.96.0に関する考察

今回のアップデートでは、長年要望の多かったオーバータイプモードの導入により、特にMarkdownテーブルの編集作業が格段に効率化されることが期待できる。また、ターミナルでの合字サポートやCopilot関連機能の強化は、開発者の作業環境をより快適にするものだろう。

一方で、組織内での拡張機能の管理に関する許可リスト機能は、セキュリティ面での向上が期待できるものの、開発者の自由度とのバランスが課題となる可能性がある。管理者は組織のセキュリティポリシーと開発効率のバランスを慎重に検討する必要があるだろう。

今後は、AI支援機能のさらなる強化やパフォーマンスの最適化が期待される。特にCopilotとの連携機能は、コーディング支援だけでなくデバッグやテスト作成など、より広範な開発工程での活用が望まれるところだ。

参考サイト

1. ^ Visual Studio Code. 「Visual Studio Code November 2024」. https://code.visualstudio.com/updates/v1_96, (参照 24-12-17).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

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