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公開：2024-12-22

マランツがハイエンドHi-Fiコンポーネント10シリーズを展開、MODEL 10が国内オーディオ3賞を受賞

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• マランツ「MODEL 10」が3つのオーディオ賞を受賞
• 「SACD 10」も2つの賞を獲得し高評価
• 10シリーズが新たなハイエンドラインとして展開

マランツ10シリーズの受賞と新製品展開

マランツは2024年8月に発表したハイエンドHi-Fiコンポーネント「10シリーズ」のプリメインアンプ「MODEL 10」が、権威あるオーディオ誌主催の3つの賞を獲得したことを2024年12月20日に発表した。アナログプリアンプと最新鋭のクラスDアンプを融合させたリファレンス機が、オーディオ評論家から最高評価を得ることに成功したのだ。^[1]

10シリーズの「SACD 10」も「オーディオ銘機賞金賞」と「MJ テクノロジー・オブ・ザ・イヤー デジタル機器部門 優秀賞」を受賞している。自社開発のメカエンジンと独自開発のディスクリートDACを搭載したハイエンドディスクプレーヤーとしての性能が高く評価されたのである。

マランツ10シリーズは「MODEL 10」「SACD 10」「LINK 10n」で構成される最高峰の製品群として位置づけられている。2016年以来初となるハイエンドHi-Fiコンポーネントのリリースであり、プレミアム素材を活用した贅沢な工業デザインによってラグジュアリーブランドとしての地位確立を目指すものだ。

マランツ10シリーズの製品仕様まとめ

マランツ公式サイトはこちら

クラスDアンプについて

クラスDアンプとは、デジタル方式の増幅回路を採用したアンプのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 高効率で発熱が少なく省電力性に優れている
• 小型軽量化が可能でコンパクトな筐体設計が可能
• デジタル信号処理による高精度な音質制御が可能

マランツの「MODEL 10」では、伝統的なアナログプリアンプの音質特性とクラスDアンプの高効率性を組み合わせることで、新しい価値を創造している。最新のデジタル技術と伝統的なアナログ技術の融合により、高音質と実用性を両立させた革新的な製品となっているのだ。

マランツ10シリーズに関する考察

マランツの10シリーズは、8年ぶりとなるハイエンドモデルのリリースであり、オーディオ業界における同社の技術力と開発姿勢を示す重要な製品ラインとなっている。特にプリメインアンプ「MODEL 10」が受賞した3つの賞は、アナログとデジタルの融合による新しい音質表現の可能性を示すものであり、今後のオーディオ製品開発における重要な指針となるだろう。

一方で、200万円を超える価格帯は一般消費者にとって大きな障壁となり得る。ハイエンド市場における競争力を維持しつつ、培った技術をより手の届きやすい価格帯の製品にも展開していくことが、ブランド価値の向上と市場シェア拡大の鍵を握るものと考えられる。

また、ストリーミング・プリアンプ「LINK 10n」の存在は、デジタルストリーミング時代におけるハイエンドオーディオの方向性を示している。物理メディアとデジタル配信の両立を図りながら、それぞれの特性を活かした製品開発を進めることで、多様化する音楽再生環境に柔軟に対応することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「[Marantz アワード情報] ステレオサウンドグランプリ、オーディオ銘機賞金賞、テクノロジー・オブ・ザ・イヤー賞受賞のお知らせ | 株式会社ディーアンドエムホールディングスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000482.000003601.html, (参照 24-12-22).

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