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公開：2024-12-20

BBIXとKCCSがOCXで協業契約を締結、ZED石狩に2025年1月から接続拠点を開設しデジタルインフラの環境負荷低減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• BBIXとKCCSがOCXで協業契約を締結
• ZED石狩にOCXの接続拠点を開設予定
• 常時再エネ100%で運用するデータセンターが実現

BBIXとKCCSによるOCXの協業契約締結とZED石狩への展開

BBIX株式会社と京セラコミュニケーションシステム株式会社は2024年12月16日、クラウド型ネットワークサービス「Open Connectivity eXchange」で協業契約を締結したことを発表した。BBIXとBBSakura Networks株式会社が共同で提供するOCXは、クラウドサービスやデータセンターへの高セキュリティかつ低遅延な接続環境をオンデマンドで実現するサービスである。^[1]

KCCSは2024年10月1日に北海道石狩市において常時再生可能エネルギー100%で稼働する「ゼロエミッション・データセンター石狩」を開所しており、石狩湾新港洋上風力発電所と自社太陽光発電所の電力を組み合わせた生グリーン電力での運用を実施している。BBIXは2025年1月1日にZED石狩へOCXの接続拠点を開設する予定だ。

生成AIの普及によりデジタルインフラの需要が高まる中、電力インフラ近傍のデータセンターでの情報処理と通信ネットワークの重要性が増している。ZED石狩とOCXの組み合わせにより、電力の地産地消やデジタルインフラの地方分散による脱炭素化とSDGsへの取り組みが推進されることになるだろう。

協業によるサービス概要

クラウド型ネットワークサービスについて

クラウド型ネットワークサービスとは、クラウドベースで提供されるネットワークインフラストラクチャのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• オンデマンドでの柔軟なリソース提供
• 高セキュリティと低遅延の実現
• 拡張性の高いネットワーク構築

OCXはBBIXとBBSakura Networksが共同で提供するクラウド型ネットワークサービスとして、データセンターやクラウドサービスへの高品質な接続環境を実現している。ZED石狩への展開により、環境に配慮したデジタルインフラの構築が可能になるだろう。

BBIXとKCCSの協業に関する考察

BBIXとKCCSの協業は、デジタルインフラの環境負荷低減という観点で画期的な取り組みとなっている。特にZED石狩での常時再エネ100%の実現は、データセンター業界における環境配慮型モデルの先駆けとなり得るだろう。

今後の課題として、再生可能エネルギーの安定供給や蓄電システムの効率化があげられるが、AIを活用した電力需給制御システムの導入により解決が図られている。さらなる技術革新により、環境負荷の少ないデジタルインフラの実現が期待できるだろう。

地方でのデジタルインフラ整備は、地域経済の活性化にも寄与する可能性を秘めている。BBIXとKCCSの協業が、持続可能な社会の実現に向けたモデルケースとなることが期待されるだろう。

参考サイト

1. ^ BBIX株式会社. 「BBIXとKCCS、クラウド型ネットワークサービス（OCX）で協業契約を締結 - BBIX株式会社」. https://www.bbix.net/information/press/2024-12-16/, (参照 24-12-20).

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