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公開：2024-12-24

ミガロHDのDXYZが顔認証システムFreeiDをエンクレストマンションに導入、共用部から専有部まで顔認証で完結する新しい住まいを実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ミガロHDのDXYZが顔認証プラットフォーム「FreeiD」をエンクレストマンションに導入
• エンクレスト博多BRIGHTがえんホールディングス初の顔認証マンション
• エンクレスト住吉2丁目は32戸が「オール顔認証マンション」に

ミガロHDグループのFreeiDが顔認証マンションを展開

ミガロホールディングスのグループ会社DXYZは、顔認証プラットフォーム「FreeiD」を株式会社えんホールディングスの新築マンション2物件に導入することを2024年12月24日に発表した。FreeiDはスマートフォンアプリから1度顔を登録するだけで、入退室や本人確認、決済などの日常的な行動を顔認証で完結できるプラットフォームである。^[1]

「エンクレスト博多BRIGHT」はえんホールディングスとして初となる顔認証マンションとして登場し、エントランスでの顔認証システムを実装することで利便性とセキュリティの両立を実現する。また「(仮称)エンクレスト住吉2丁目」では全176戸中32戸の専有部まで「FreeiD」を導入し、鍵が一切不要な「オール顔認証マンション」として展開されることになった。

FreeiDマンションソリューションは、共有部から各専有部まで顔認証で完結する「オール顔認証マンション」として2024年11月末時点で143棟の導入実績がある。FreeiDはマンション以外にもオフィスや保育園、ゴルフ場、テーマパークなど多様な施設への展開を進めており、顔認証決済「FreeiD Pay」やマイナンバーカード連携サービスの実証事業も推進している。

FreeiD導入物件の概要

顔認証AIについて

顔認証AIとは、人工知能技術を用いて人物の顔を識別・認証するシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 生体情報を用いた非接触での本人確認が可能
• 複数の認証アルゴリズムを組み合わせた高精度な認証
• 多様な利用シーンに応じた柔軟な認証システムの構築

FreeiDが採用する顔認証AIは、マンションの入退室管理から決済まで幅広い用途に対応できる柔軟性を持っており、利用シーンごとに最適な顔認証AIを選択することができる。共用部から専有部まで一貫した顔認証システムを構築することで、鍵を持ち歩く必要のない新しいマンションライフを実現している。

FreeiDの顔認証マンション展開に関する考察

FreeiDの顔認証マンションへの導入は、物理的な鍵が不要になることによる利便性向上と、生体認証による高度なセキュリティの実現という点で画期的な取り組みである。特に両手が塞がっている状況でも出入りが可能になる点は、日常生活における大きな利点となるだろう。

一方で課題として、システムダウンや通信障害時のバックアップ手段の確保や、顔認証データのセキュリティ管理体制の構築が重要になってくる。また高齢者や子供など、様々な年齢層のユーザーが直感的に使えるインターフェースの実現も、普及拡大のための重要な要素となるだろう。

今後の展開として、マンション以外の施設との連携による顔認証エコシステムの構築が期待される。FreiD Payやマイナンバーカード連携など、決済や行政サービスとの統合が進めば、顔認証による新しい暮らしの形が広がっていくのではないだろうか。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ミガログループのDXYZが展開する顔認証プラットフォーム「FreeiD」が、えんホールディングスの「エンクレスト」マンションシリーズへの導入が決定 | ミガロホールディングス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000130175.html, (参照 24-12-24).

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