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ZACROSが業務用液体容器の水平リサイクル技術を開発、CUBITAINERSURがシスメックスに採用され環境負荷低減に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ZACROSが業務用液体容器の水平リサイクル技術を開発、CUBITAINERSURがシスメックスに採用され環境負荷低減に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • ZACROSが水平リサイクル技術を開発し製品化
  • CUBITAINERSURがシスメックスの洗浄液容器に採用
  • バージン材使用量30%削減とCO₂排出量年間15トン削減を実現

ZACROSがCUBITAINERSURで業務用液体容器の水平リサイクルを実現

ZACROS株式会社は業務用液体容器CUBITAINERの水平リサイクル技術を開発し、CUBITAINERSURとして2024年12月24日に製品化を発表した。シスメックス株式会社の全自動免疫測定装置HISCL-5000/HISCL-800の洗浄液HISCLラインウォッシャー濃縮液での採用が決定し、2025年1月より販売を開始する予定だ。[1]

CUBITAINERSURは医療用容器での水平リサイクルを実現した製品であり、バージン材使用量を約30%削減することに成功している。シスメックスの試算によると使用済み容器の焼却に伴うCO₂排出を年間約15トン削減できることが明らかになっており、環境負荷低減に大きく貢献することが期待されるだろう。

ZACROSは2019年より水平リサイクル技術の開発を進めており、モノマテリアルで社会課題の解決を目指す独自ブランドMONOSOLUTIONS®を展開している。今後はラインアップ拡充とステークホルダーとの協働を通じて、リサイクルの社会実装に向けた取り組みを加速させる計画だ。

CUBITAINERSURの主な特徴まとめ

項目 詳細
構造 キャップ、スパウト、本体すべてをポリエチレン製の単一素材で構成
リサイクル材の特徴 品質が高く、再成形時にも十分な強度を確保
安全性の確保 内容液に接触する内層にバージン材、外部側にリサイクル材を使用
環境負荷削減効果 バージン材使用量30%削減、CO₂排出量年間15トン削減
モノマテリアルCUBITAINERリサイクル実証実験の詳細はこちら

水平リサイクルについて

水平リサイクルとは使用済み製品や製造工程上のロスなどを原料とし、再び同じ種類の製品を製造するリサイクルの方法を指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 使用済み製品を同種の製品の原料として再利用
  • 製造工程で発生するロス材も原料として活用可能
  • 循環型社会の実現に向けた効果的な手法

CUBITAINERSURにおける水平リサイクルでは、シスメックスで使用済みの容器を回収し粉砕・洗浄・乾燥を行っている。フレーク状のリサイクル材をZACROSが新しい容器に成形することで、資源の効率的な循環利用を実現し環境負荷の低減に貢献している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ZACROS、水平リサイクルした業務用液体容器を製品化 | ZACROS株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000101427.html, (参照 24-12-24).

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