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公開：2025-01-08

QNXがクラウド対応デジタルコックピット開発ソリューションQNX Cabinを発表、車載ソフトウェア開発の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QNXがクラウド対応デジタルコックピット開発ソリューション「QNX Cabin」を発表
• ハードウェアに依存しないクラウド上での開発環境を実現
• 主要OEMがクラウドベース次世代コックピット開発に採用

QNX Cabinによりクラウド活用のデジタルコックピット開発が加速

BlackBerry Limitedの事業部門であるQNXは、高度なデジタルコックピットの開発をクラウド上で仮想化する革新的なフレームワーク「QNX Cabin」を2025年1月7日に発表した。クラウドベースの開発環境により開発者はコードをクラウド上で設計・テストし、本番のSoCハードウェアへと容易に移植することが可能になっている。^[1]

QNX Cabinは安全認証取得済みのQNXオペレーティングシステム上で実行されるADASなどのセーフティクリティカルな機能と、Android AutomotiveやLinuxで提供されるコンシューマーアプリケーションを融合させた開発環境を提供している。仮想化と業界標準のVirtIOインターフェイスを活用することでハードウェアへの依存度を抑え、拡張性の向上を実現したのだ。

アジア太平洋地域を拠点とする主要OEMは既にQNX Cabinを活用する契約を締結しており、クラウドベースの開発作業における規模とコストの効率化を推進している。モジュール式の統合により自動車メーカーはパートナーやベンダーからのソフトウェア活用が容易になり、タッチや音声、ジェスチャー操作などさまざまな入力方法のカスタマイズが可能になった。

QNX Cabinの特徴まとめ

QNX Cabinの詳細はこちら

デジタルコックピットについて

デジタルコックピットとは、自動車のコックピット領域をデジタル化した次世代の車載システムのことを指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• インフォテインメントシステムやクライメートコントロールの統合
• 先進運転支援システム(ADAS)とデジタル計器クラスタの融合
• ソフトウェア定義型自動車(SDV)における車内体験の基盤

QNX Cabinは、デジタルコックピットの開発における複雑なソフトウェアシステムの統合課題を解決する革新的なソリューションとなっている。クラウドベースの開発環境により、グローバルな開発チームが効率的にコラボレーションを行い、迅速な機能開発とテストが可能になるのだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「QNX、デジタルコックピットの開発を加速する業界初となる車載ソフトウェアソリューション「QNX Cabin」を発表 | BlackBerry Japan 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000060255.html, (参照 25-01-08).

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