Googleが2025年4月のAndroid月例セキュリティ情報を公開、リモート権限昇格の脆弱性に対処
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記事の要約
- Androidの月例セキュリティ情報が2025年4月に公開
- 重大な脆弱性が複数発見され修正対応を実施
- パートナーへは1カ月前に事前通知済み
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Androidの月例セキュリティ情報でシステムの重大な脆弱性に対処
Googleは2025年4月7日、Android OSの月例セキュリティ情報を公開し、重大度の高い脆弱性への対応を含む複数の修正を実施した。システムコンポーネントに存在する重大な脆弱性は追加の実行権限がなくてもリモートで権限が昇格される恐れがあり、ユーザーの操作なしで悪用される可能性があることが明らかになっている。[1]
今回のセキュリティアップデートはAndroid 13から15までの広範なバージョンに影響を与えており、フレームワークやシステムコンポーネントなど重要な領域での脆弱性が修正された。この更新プログラムは2025-04-01と2025-04-05の2つのセキュリティパッチレベルに分けて提供され、できるだけ早期の適用が推奨されている。
セキュリティパッチレベル2025-04-05では、カーネルやQualcommコンポーネントなどの追加の脆弱性も修正対象となっており、より包括的なセキュリティ対策が実施された。特にCVE-2024-53150とCVE-2024-53197については限定的な標的型攻撃の対象となる兆候が確認されており、早急な対応が必要とされている。
Androidセキュリティ更新の主な内容
コンポーネント | 重大度 | 影響範囲 | 対象バージョン |
---|---|---|---|
システム | 重大 | リモートでの権限昇格 | 13, 14, 15 |
フレームワーク | 重大 | ローカルでの権限昇格 | 13, 14, 15 |
カーネル | 高 | 権限昇格、情報開示 | 全バージョン |
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リモートでの権限昇格について
リモートでの権限昇格とは、攻撃者が遠隔地からシステムの権限を不正に取得することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 追加の実行権限なしで攻撃が可能
- ユーザーの操作を必要としない
- システムの重要な機能への不正アクセスが可能
今回のAndroidセキュリティアップデートでは、システムコンポーネントに存在する重大な脆弱性により、追加の実行権限を必要とせずにリモートで権限が昇格される可能性が確認された。攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、ユーザーの操作なしにシステムの権限を取得し、重要なデータへのアクセスや不正な操作を実行する可能性がある。
参考サイト
- ^ Androidドキュメント. 「Android のセキュリティに関する公開情報 - 2025 年 4 月 | Android Open Source Project」. https://source.android.com/docs/security/bulletin/2025-04-01, (参照 25-04-09). 11947
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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