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公開：2025-01-10

ラントリップがRuntrip利用者の生活習慣病予防効果を検証、BMI 22以上25未満の層でHbA1c値の有意な改善を確認

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ラントリップがRuntrip利用者の生活習慣病予防効果を検証
• BMI 22以上25未満の層でHbA1c値の有意な低下を確認
• ランニング習慣化による健康増進効果を実証

Runtripによる生活習慣病予防効果の検証結果が公開

株式会社ラントリップは東京都スタートアップ社会実装促進事業（PoC Ground Tokyo）の第1期採択事業者として、ランニングアプリ「Runtrip」の継続利用による生活習慣病予防効果の検証を2025年1月7日に発表した。この検証では日本糖尿病学会の専門医と株式会社データオーブの監修のもと、ユーザーの活動量維持による糖代謝改善効果を詳細に分析している。^[1]

第一回の検証では21,664名の新規ユーザーを対象に月間走行距離とSNS機能の利用データを12ヶ月分析したところ、ポイント付与ユーザーの継続率が非付与ユーザーと比べて約20ポイント高いことが判明した。また、SNS機能利用者は非利用者と比較して6ヶ月後の月間走行距離に約2.8倍の差が見られたのだ。

第二回の検証ではRuntrip未利用者225名を対象に、アプリ登録群と非登録群に分けて血液検査結果や日常の気分に関するアンケートを実施した。その結果、特にBMI 22以上25未満の層において、登録群のHbA1c値に統計的な有意差が認められ、健康改善効果が実証されている。

Runtripの生活習慣病予防効果まとめ

Runtripの詳細はこちら

HbA1cについて

HbA1cとは、過去1〜2ヶ月間の血糖値の平均を反映する検査値であり、糖尿病の診断や血糖コントロールの指標として使用される重要な数値である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 過去1〜2ヶ月の血糖値の状態を反映
• 糖尿病の診断基準として国際的に使用
• 運動習慣による改善が期待できる指標

ランニングなどの有酸素運動は血糖値の改善に効果があり、HbA1c値の低下につながることが医学的に知られている。今回のRuntrip検証でもBMI 22以上25未満の層でHbA1c値の有意な改善が確認され、継続的な運動習慣の重要性が示唆されているのだ。

Runtripによる生活習慣病予防に関する考察

Runtripのポイントシステムとソーシャル機能が運動習慣の継続を促進することは、健康増進アプリの新たな可能性を示している。特にSNS機能による月間走行距離の大幅な増加は、コミュニティの力がモチベーション維持に重要な役割を果たすことを示唆しているだろう。

ただし、生活習慣病予防効果の持続性や年齢層による効果の違いなど、さらなる検証が必要な課題も残されている。今後はより長期的な追跡調査や、異なる年齢層・体型での効果検証なども重要になってくるだろう。

将来的には、個人の運動データとヘルスケアデータを統合した、より包括的な健康管理システムへの発展も期待される。特にAIによる個別最適化された運動プログラムの提供や、医療機関との連携強化などが、さらなる予防医療の進化をもたらす可能性がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ランナー向けアプリ「Runtrip」ユーザーの継続的利用による生活習慣病予防効果を確認 | 株式会社ラントリップのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000016697.html, (参照 25-01-10).

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