ハードウェア

HARDWARE

公開：2025-01-08

EcoFlowがEFDELTAの異常発煙で全製品自主回収へ、DELTA 2への無償交換プログラムを2月開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• EcoFlowがEFDELTAの無料交換プログラムを発表
• 異常発煙・発火事象の発生により全製品を自主回収
• DELTA 2への無料交換を2月から受付開始

EcoFlow EFDELTAの異常発煙による全製品自主回収と無償交換

EcoFlow Technology Japan株式会社は、2022年8月に生産終了したポータブル電源EFDELTAにおいて異常発煙・発火事象が発生したため、2025年1月6日に全製品の自主回収を発表した。消費者保護と事故再発防止の観点から、全てのEFDELTAをDELTA 2へと無料交換するプログラムを2月より開始することを決定している。^[1]

EFDELTAをご使用中のユーザーに対し、バッテリー残量を0%まで放電し、高温多湿を避けた風通しの良い場所での保管を呼びかけている。これは2023年10月20日に実施された自主回収・製品交換対応から対象範囲を拡大したものであり、前回対象外のユーザーも今回のプログラムの対象となっている。

交換製品として提供されるDELTA 2は、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、バッテリーのリサイクル回数が800回から3000回へと大幅に向上している。交換プログラムの受付は2月より開始され、オンライン受付フォームにて製品のシリアルナンバーを確認の上、手続きを行うことが可能になる。

EFDELTAの自主回収・交換プログラムの概要

自主回収・交換プログラムの詳細はこちら

リン酸鉄リチウムイオン電池について

リン酸鉄リチウムイオン電池とは、従来のリチウムイオン電池の一種で、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高い安全性と長寿命を実現する新世代バッテリー技術
• 従来型と比較して熱安定性に優れた特性
• 充放電サイクル寿命が大幅に向上

EcoFlowのDELTA 2に搭載されているリン酸鉄リチウムイオン電池は、従来のEFDELTAと比較してリサイクル回数が800回から3000回へと大幅に向上している。この技術革新により、製品の長期使用が可能になり、より安全で信頼性の高いポータブル電源の実現に貢献している。

EFDELTAの自主回収に関する考察

EcoFlowによる全製品の自主回収と無償交換の決定は、製品安全性の確保と顧客保護の観点から評価できる対応である。特にリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したDELTA 2への無償交換は、ユーザーにとって性能面でもメリットのある選択となっているだろう。

今後の課題として、回収・交換プログラムの円滑な実施と、ユーザーへの適切な情報提供が重要となってくる。特に製品の放電作業における安全性の確保と、交換プロセスにおけるユーザーサポートの充実が必要不可欠だ。

ポータブル電源市場における製品安全性の基準強化も検討すべき課題である。製造メーカーには、より厳格な品質管理体制の構築と、安全性を重視した製品開発が求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「EcoFlowポータブル電源「EFDELTA」に関するお詫びと自主回収・交換プログラムのお知らせ | EcoFlow Technology Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000050601.html, (参照 25-01-08).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧「ハードウェア」に関するニュース一覧