山一金属がリサイクルアルミ技術で環境配慮型製品を開発、DESIGN TIDE TOKYOで新たな可能性を提示

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

山一金属株式会社は、独自のリサイクル技術を活用したアルミ製品を開発し、2025年1月6日に発表した。同社はアルミ缶の異素材分離技術により「Can to Can」のリサイクルを実現し、環境負荷の軽減と持続可能な社会の実現に貢献している。^[1]

アルミのリサイクル技術により、再生アルミを新素材としてデザイン性と機能性を兼ね備えた製品に生まれ変わらせることが可能となり、産業廃棄物ゼロ化と電力消費量を99.9%削減することに成功した。同社の技術はCO2排出量の大幅な削減も実現している。

DESIGN TIDE TOKYOでは、「3104リサイクルアルミのスツール」「3104リサイクルアルミの圧縮整形製品」「3104リサイクルアルミのアルミニウムクレイ」の3つの製品を展示し、リサイクルアルミの新たな可能性を示すことに成功した。

項目	詳細
設立年月	1961年5月
展示製品	3104リサイクルアルミのスツール、圧縮整形製品、アルミニウムクレイ
技術的特徴	アルミ缶の異素材分離技術、Can to Canリサイクル
環境面の効果	産業廃棄物ゼロ、電力99.9%削減、CO2排出量大幅削減
プロジェクト名	AlumInnovate（アルミノベート）

Can to Canリサイクルとは、使用済みアルミ缶を新しいアルミ缶の原料として再利用する循環型リサイクルシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

山一金属のCan to Canリサイクル技術は、アルミ缶の異素材を完全に分離することで、高品質な再生アルミの生産を可能にしている。この技術により、産業廃棄物の削減だけでなく、製造時の電力消費量とCO2排出量の大幅な削減も実現している。

山一金属のリサイクル技術は、環境負荷の低減と資源の有効活用という現代社会の課題に対する革新的な解決策となっている。特にアルミ缶からアルミ缶への完全リサイクルを実現した点は、循環型社会の構築に向けた重要な一歩となるだろう。

今後の課題としては、リサイクル技術の更なる効率化と、より幅広い製品への応用が挙げられる。特に建築材料や自動車部品など、高い強度と品質が要求される分野への展開には、技術的なブレークスルーが必要となるだろう。

山一金属の技術が持つ可能性は、単なる環境負荷の低減にとどまらない。デザイン性と機能性を兼ね備えた製品開発により、環境配慮型製品の新たな価値創造にも貢献している。

^ PR TIMES. 「山一金属のリサイクルアルミが生み出すサステナブルデザイン、DESIGN TIDE TOKYOで注目を集める | 山一金属株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000118011.html, (参照 25-01-06).

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