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公開：2025-01-16

キヤノンがカメラカラーマッチングアプリを無償提供、映像制作現場の作業効率が大幅に向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• キヤノンがカメラカラーマッチングアプリを無償提供
• メインカメラと4Kリモートカメラの色合わせを効率化
• 2025年1月23日からダウンロードサービスを開始

キヤノンのカメラカラーマッチングアプリケーションで映像制作の効率が向上

キヤノンは映像制作現場の作業効率化を目指し、メインカメラと4Kリモートカメラの色合わせを簡易化するPCアプリ「カメラカラーマッチングアプリケーション」を2025年1月23日から無償提供することを発表した。このアプリケーションはメインカメラのメーカーや機種を問わず、キヤノン製リモートカメラとの色合わせを可能にし、撮影時の色調整の手間を大幅に削減している。^[1]

映像コンテンツ制作のニーズ増加に伴い、リモートカメラを活用して一人で複数台のカメラを操作する撮影手法が普及しつつあるが、従来は複数台のカメラ間の色合わせに多くの時間と手間を要していた。新アプリケーションはカラーチャートを用いた撮影と3D LUTの生成により、専門スタッフでなくても高精度な色合わせが実現できるようになった。

このアプリケーションは特にライブ配信や放送局のスタジオ中継など、編集での色調整が困難な現場での活用が期待されている。キヤノン製4Kリモートカメラ「CR-N700」との組み合わせで使用可能で、Windows11およびWindows10の64bit環境に対応しており、従来数時間を要していた色合わせ作業の効率化に大きく貢献する。

カメラカラーマッチングアプリケーションの機能まとめ

アプリケーションの詳細はこちら

3D LUTについて

3D LUTとは、Look Up Tableの略称で、映像の色変換を行うための数値化されたカラー値データベースのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 色変換の数値をテーブル化して高速処理が可能
• 複雑な色調整を一括で適用できる
• カメラ間の色合わせを効率的に実現

カメラカラーマッチングアプリケーションでは、3D LUTを活用することでメインカメラとリモートカメラの色合わせを効率化している。カラーチャートを用いた撮影データから自動的に3D LUTを生成し、専門的な知識がなくても高精度な色合わせが可能になるため、映像制作現場の作業効率向上に大きく貢献している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「リモートカメラとメインカメラの色合わせを簡易化するアプリを無償提供　他社製メインカメラにも対応し幅広い映像制作現場の効率化に貢献 | キヤノン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001068.000013980.html, (参照 25-01-16).

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