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理化学研究所が富岳の基幹ネットワークを刷新、合計1.2Tbpsの超高速ネットワーク化でスーパーコンピューティング環境が進化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

理化学研究所が富岳の基幹ネットワークを刷新、合計1.2Tbpsの超高速ネットワーク化でスーパーコンピューティング環境が進化

PR TIMES より


記事の要約

  • 理化学研究所のスーパーコンピュータ富岳の基幹ネットワーク刷新
  • TEDがArista NetworksとFortinetの製品を提供
  • 合計1.2Tbpsの超高速ネットワーク化を実現

富岳の基幹ネットワーク刷新によりスーパーコンピューティング環境が進化

東京エレクトロン デバイス株式会社は、理化学研究所 計算科学研究センターのスーパーコンピュータ富岳の基幹ネットワーク刷新に向けてArista NetworksとFortinetの製品を提供した。世界最高レベルの性能を誇る富岳は、SINET6の導入に合わせて400Gbpsを基盤とする超高速ネットワーク化を実現している。[1]

理化学研究所 計算科学研究センターは以前のネットワークにおいて、SINET5で100Gbpsの専用線接続を行っていたがピーク時に帯域が不足する状況が発生していた。観測設備やセンサーの高精度化により大容量データを駆使するハイパフォーマンスコンピューティングの需要が高まっており、100Gbps以上の増速化が必要不可欠な状況であった。

新たなネットワークでは、SINET神戸データセンターとの400Gbps専用線接続に加え、SINET大阪データセンターとダークファイバーを用いた800Gbpsの接続を実現している。合計1.2Tbpsの帯域幅によって迅速かつ安定した運用が可能となり、Line Systemの採用による機器構成のシンプル化によってコスト削減も達成している。

富岳の基幹ネットワーク刷新内容まとめ

SINET神戸DC接続 SINET大阪DC接続
帯域幅 400Gbps 800Gbps
接続方式 専用線 ダークファイバー(2チャンネル)
主な利点 高速データ転送 冗長化による可用性向上
富岳の基幹ネットワーク刷新の詳細はこちら

ダークファイバーについて

ダークファイバーとは、通信事業者が敷設した光ファイバーケーブルのうち、未使用の状態にある光ファイバー芯線のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 専用線として利用可能な未使用の光ファイバー
  • 高速大容量の通信が可能
  • セキュリティ性が高く信頼性がある

理化学研究所 計算科学研究センターはSINET大阪データセンターとの接続にダークファイバーを採用し、2チャンネルの多重化により800Gbpsの高速通信を実現している。ダークファイバーの採用によってLine Systemを活用した機器構成のシンプル化が可能となり、コスト削減と安定運用の両立を実現している。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「理化学研究所 スーパーコンピュータ「富岳」の基幹ネットワーク刷新に向け製品を提案 | 東京エレクトロン デバイス株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000278.000010609.html, (参照 25-01-16).

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