【CVE-2024-13426】WP-Polls 2.77.2以前にSQL Injection脆弱性が発見、認証不要で悪用可能な状態に
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記事の要約
- WP-Polls 2.77.2以前にSQL Injectionの脆弱性
- 認証不要でストアドXSSが可能な状態
- CWE-89として分類された重要な脆弱性
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WP-Polls 2.77.2のSQL Injection脆弱性が発見
WordPressプラグインであるWP-Pollsの2.77.2以前のバージョンにおいて、認証不要で悪用可能なSQL Injectionの脆弱性が発見され、2025年1月22日に公開された。この脆弱性は【CVE-2024-13426】として識別されており、Cookie経由でSQL注入が可能となっている。ユーザー入力パラメータのエスケープ処理が不十分であり、既存のSQLクエリに追加のクエリを挿入することが可能な状態となっているのだ。[1]
CVSSスコアは5.4でMedium(中程度)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは高いとされている。この脆弱性は認証が不要であり、ユーザーの操作も必要としないが、攻撃の影響範囲は変更があるとされている。またCWEでは、SQL Injection(CWE-89)として分類されているのだ。
この脆弱性は、SQLクエリの結果が攻撃者に直接表示されないため、データベースに関する追加情報を取得することは困難である。しかし、適切に構成されたペイロードを使用することで、悪意のあるJavaScriptコードを注入してストアドクロスサイトスクリプティング攻撃を引き起こすことが可能となっている。
WP-Polls 2.77.2の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13426 |
影響を受けるバージョン | 2.77.2以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | SQL Injection(CWE-89) |
CVSSスコア | 5.4(Medium) |
攻撃の前提条件 | 認証不要、ユーザー操作不要 |
発見者 | Jack Taylor |
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SQL Injectionについて
SQL Injectionとは、Webアプリケーションのセキュリティ上の脆弱性の一つで、悪意のあるSQLクエリをデータベースに対して実行できる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証やエスケープ処理が不十分な場合に発生
- データベースの改ざんや情報漏洩のリスクが存在
- 認証バイパスや権限昇格などの攻撃が可能
SQL Injectionは、WP-Polls 2.77.2以前のバージョンにおいて、Cookie経由で悪意のあるSQLクエリを注入できる脆弱性として確認されている。この脆弱性は認証が不要で悪用可能であり、適切に構成されたペイロードを使用することでストアドクロスサイトスクリプティング攻撃にも発展する可能性があるのだ。
WP-Polls 2.77.2の脆弱性に関する考察
WP-Pollsの脆弱性は、WordPressプラグインのセキュリティ管理における重要な課題を浮き彫りにしている。特に認証不要で悪用可能な脆弱性は、プラグインの入力値検証やエスケープ処理の重要性を改めて示すものであり、開発者はセキュリティを考慮したコーディングの必要性を強く認識すべきだ。
今後は、プラグイン開発時におけるセキュリティテストの強化や、定期的な脆弱性診断の実施が重要になってくるだろう。また、WordPressコミュニティ全体でセキュリティに関するベストプラクティスを共有し、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインを整備することも検討する必要がある。
WP-Pollsのような人気プラグインの脆弱性は、多くのWordPressサイトに影響を与える可能性がある。プラグインの自動更新機能の活用や、定期的なセキュリティアップデートの確認など、運用面での対策も重要になってくるだろう。WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に向けた取り組みが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-13426 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13426, (参照 25-01-28).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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