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公開：2025-01-29

JAXAベンチャー天地人が2027年打ち上げ予定の自社衛星開発計画を発表、地表面温度観測の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JAXAベンチャー天地人が自社衛星開発計画を発表
• 2027年打ち上げ予定で地表面温度観測を強化
• Thermo Earth of Loveプロジェクトで社会課題解決へ

天地人による自社衛星開発計画の発表

株式会社天地人は2025年1月27日に、自社衛星開発による地表面温度観測強化プロジェクト「Thermo Earth of Love プロジェクト」を発表した。地球温暖化対策やインフラの老朽化、都市計画などの社会課題解決に取り組んできた天地人が、2027年の衛星打ち上げを目指して本格的な開発に乗り出すことになった。^[1]

天地人はこれまで世界各国の500機以上の人工衛星から得た衛星データと地上データを組み合わせ、AIによる分析を得意としてきた。創業当初から扱ってきた地表面温度データの価値に着目し、農作物生産者や自治体、水道事業者などの課題解決に活用してきた実績を持つ。

このプロジェクトは宇宙のハードウェア領域への新たな挑戦であり、ソリューション起点での垂直統合という世界的にも珍しい取り組みとなる。地表面温度という新しい情報を社会の「当たり前」にし、人々の暮らしをより豊かで安心なものにすることを目指している。

Thermo Earth of Loveプロジェクトの詳細

天地人の公式サイトはこちら

地表面温度について

地表面温度とは、気温が大気の温度を指すのに対し、地面そのものの温度を表す特殊な情報である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 気象庁やJAXA、NASAなどの各国衛星が観測するデータ
• 地球温暖化や気候変動の影響を捉える重要指標
• 災害リスク評価に欠かせないデータ

地表面温度データは従来主に科学者や研究者が扱ってきたが、天地人は創業当初よりビジネス活用に着目してきた。JAXAのGCOM-C衛星や気象衛星ひまわり、海外衛星からの情報を統合し、独自の高頻度・高解像度な地表面温度情報を生み出す研究開発を進めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「JAXAベンチャー天地人、自社衛星を開発し2027年に打ち上げ予定。地表面温度観測を強化する「Thermo Earth of Love プロジェクト」を発表。自社ソリューションのさらなる進化へ | 株式会社天地人のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000165.000045963.html, (参照 25-01-29).

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