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ディーエックス

公開：2025-03-03

介護現場のDX活用調査で明らかになった実態、人手不足と業務過多による深刻な現状が浮き彫りに

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 介護士の9割以上が人手不足を感じている
• DXによる業務効率化に期待が高まっている
• 一人当たりの負担軽減を望む声が6割以上

介護現場におけるDX活用の実態と課題

株式会社SOKKINは、現役介護士73名を対象とした介護現場のDXに関する調査結果を2025年2月28日に公開した。調査結果によると9割以上の介護士が人手不足を感じており、7割以上が業務量を多すぎると回答していることから、介護現場における業務負担の深刻さが明らかになっている。^[1]

業務の無駄に関する調査では一人当たりの業務過多による負担が33票と最多となり、非マニュアル化による業務のばらつきが27票と続いている。現場からは利用者一人一人に満足のいく介護の提供ができていないという切実な声が上がっており、サービスの質の低下が懸念される状況となっている。

DXの活用については半数以上が業務改善への期待を示しているものの、8割以上の職場でDXが進んでいない実態が浮き彫りとなった。記録管理やスケジュール管理などの基本的な業務においてもデジタル化が遅れており、介護現場のDX推進が急務となっている。

介護現場のDX調査結果まとめ

デジタルトランスフォーメーション（DX）について

デジタルトランスフォーメーション（DX）とは、デジタル技術を活用して業務プロセスを変革し、生産性向上や新たな価値創造を実現する取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 業務の効率化とペーパーレス化の実現
• データ活用による意思決定の迅速化
• デジタル技術による作業負担の軽減

介護現場においてDXの導入が期待される理由として、記録業務の電子化やシフト管理の自動化による業務効率の向上が挙げられる。一方で現状では8割以上の職場でDXが進んでおらず、記録管理やスケジュール管理などの基本的な業務でもデジタル化の遅れが目立っている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【介護士のDX事情】DXを用い一人当たりの負担の軽減を望む人が6割以上に。「一人当たりの業務量が多く利用者一人一人に満足のいく介護の提供ができていない。」というリアルな声も。 | 株式会社SOKKINのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000111846.html, (参照 25-03-03).

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