公開:

GitLab社がDevOpsプラットフォーム17.9を発表、生成AIのセルフホスト環境での活用が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • GitLabが新バージョン17.9をリリース
  • オンプレミス環境でGitLab Duo Self-Hostedが利用可能に
  • コードアシスト用生成AIのセキュアな活用を実現

GitLab 17.9が正式リリース、生成AIを閉じた環境で利用可能に

GitLab社は2024年2月21日、DevOpsプラットフォームの最新版となるGitLab 17.9の正式リリースを発表した。このバージョンでは、生成AIの大規模言語モデル(LLM)を閉じた環境にデプロイ可能なGitLab Duo Self-Hostedの一般提供が開始され、オンプレミスやプライベートクラウドでのAIアシスト機能の活用が実現している。[1]

GitLab Duo Self-Hostedは、MistralモデルやAWS BedrockのClaude 3.5 Sonnet、Azure OpenAIのOpenAIモデルをサポートしており、外部サービスに依存することなくデータ主権とプライバシーを確保しながら生成AIの活用が可能となった。この機能はGitLab Ultimate + Duo Enterpriseライセンスを持つセルフホスト型GitLabで利用できるようになっている。

この新バージョンでは、複数のGitLab Pagesサイトを並列デプロイで実行できる機能や、VS CodeやJetBrains IDEでGitLab Duo Chatにプロジェクトファイルを取り込んでより深い解釈を可能にするオプション、古くなったパイプラインの自動削除など、110件以上の改善が含まれている。GitLabコミュニティからは322件のコントリビュートがあった。

GitLab 17.9の主な機能まとめ

機能 詳細
GitLab Duo Self-Hosted 生成AIのLLMを閉じた環境でデプロイ可能、Mistral、AWS Bedrock、Azure OpenAIモデルをサポート
対応ライセンス GitLab Ultimate + Duo Enterprise(セルフホスト型)
Pages並列デプロイ 複数バージョンのサイトを同時作成、プレフィックスベースの一意URL割り当て
IDE統合 VS CodeとJetBrains IDEでのDuo Chat強化、プロジェクトファイルの深い解釈が可能
パイプライン管理 古いパイプラインの自動削除機能を追加

大規模言語モデル(LLM)について

大規模言語モデル(LLM)とは、膨大なテキストデータを学習し、人間の言語を理解・生成できる人工知能モデルのことを指す。以下のような特徴が挙げられる。

  • 自然言語処理に特化した深層学習モデル
  • コードの生成や補完、バグの検出など開発支援が可能
  • 大規模なデータセットを用いた事前学習により高度な言語理解を実現

LLMはトランスフォーマーアーキテクチャを基盤とし、文脈を考慮した高度な言語処理を実現することができる。GitLab Duo Self-Hostedでは、このLLMをプライベート環境で活用することで、セキュリティを確保しながら開発効率の向上を図ることが可能となっている。

参考サイト

  1. ^ GitLab. 「GitLab 17.9リリース」. https://about.gitlab.com/ja-jp/blog/2025/02/20/gitlab-17-9-release/, (参照 25-03-03).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
AIに関する人気タグ
AIに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。