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primeNumberがクラウドETL「TROCCO」の会計SaaS連携を拡充、データ活用基盤の強化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • primeNumberがクラウドETL「TROCCO」の機能を拡充
  • freee会計やマネーフォワードなど複数SaaSとの連携を強化
  • FP&A領域の強化により企業の財務分析を効率化

primeNumberがクラウドETL「TROCCO」の会計・請求書管理SaaS連携を拡充

株式会社primeNumberは、クラウドETLサービス「TROCCO」において、freee会計やマネーフォワード クラウド会計など複数の会計・請求書管理SaaSとの連携機能を2024年12月より順次提供開始した。この機能拡充は「CONNECT 100+」構想の一環として実施され、FP&A領域の強化を実現している。[1]

企業のデータ活用ニーズが高まる中、財務分野においてもデータの一元化による企業の将来予測や計画立案が重要性を増している。TROCCOは複数の会計・請求書管理SaaSとの連携を強化することで、企業のデータ担当者が抱える煩雑なデータ収集・加工・変換作業の負担を大幅に軽減することが可能になった。

TROCCOの導入により、非エンジニアでも使いやすいUIでデータの収集・加工・変換が自動化され、データパイプラインの一元管理が実現する。また、外部サービスのAPI仕様変更にもTROCCO側で対応することで、保守工数の削減と迅速な分析環境の構築を可能にしている。

TROCCOの連携サービスまとめ

会計 決済 請求
対応サービス freee会計、マネーフォワード クラウド会計/Plus Stripe、Square freee請求書
主な用途 予実管理、プロジェクト別収益性分析 顧客売上分析、収益予測、店舗分析 売掛金可視化、入金予測、キャッシュフロー分析
リリース時期 2024年12月/2025年3月 2025年3月 2025年3月

ETLについて

ETLとは、Extract(抽出)/Transform(変換)/Load(読み込み)の略称で、異なるシステムやデータソースからデータを収集・加工して目的のシステムに格納するプロセスを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 複数のデータソースから必要なデータを抽出し、一元管理を実現
  • データ形式の変換や加工により、分析に適した形式に整形
  • データウェアハウスなどの目的のシステムへデータを格納

TROCCOはクラウド型ETLサービスとして、複数の会計・請求書管理SaaSからデータを収集し、企業の財務分析に活用できる形式に変換する機能を提供している。GUI操作による直感的な操作性と自動化機能により、データエンジニアでなくても効率的なデータ統合が可能になった。

TROCCOの会計SaaS連携拡充に関する考察

TROCCOによる会計・請求書管理SaaSとの連携拡充は、企業のデータ活用における重要な進展となっている。特に非エンジニアでも扱えるGUIベースの操作性と、複数サービスのデータを一元管理できる点は、中小企業におけるデータ活用の障壁を大きく下げることになるだろう。

今後の課題として、各SaaSのAPI仕様変更への迅速な対応や、より多様な分析ニーズへの対応が挙げられる。これらの課題に対しては、専門のサポートチームによる手厚い支援体制の構築や、分析テンプレートの提供などが有効な解決策となり得るだろう。

TROCCOの今後の展開としては、AIを活用した予測分析機能の強化や、より多くの業種特化型SaaSとの連携が期待される。特にFP&A領域においては、リアルタイムでの経営指標の可視化や、より高度な予測モデルの提供が、企業の意思決定プロセスをさらに強化することになるだろう。

参考サイト

  1. ^ primeNumber. 「クラウドETL「TROCCO」、会計・請求書管理SaaSとの連携拡充でFP&A領域を強化 | primeNumber」. https://primenumber.com/news/1715, (参照 25-03-08).
  2. NEC. https://jpn.nec.com/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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