【CVE-2024-13564】WordPressプラグインRife Elementorに深刻な脆弱性、Contributor権限で任意のスクリプト実行が可能に
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記事の要約
- WordPressプラグインRife Elementor Extensions & Templatesに脆弱性
- バージョン1.2.5以前のWriting Effect Headlineに深刻な問題
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能に
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WordPressプラグインRife Elementor Extensions & Templates 1.2.5のXSS脆弱性
WordPressプラグインの「Rife Elementor Extensions & Templates」において、バージョン1.2.5以前に深刻な脆弱性が2025年2月22日に発見された。この脆弱性は、Writing Effect Headlineショートコードにおける入力サニタイズと出力エスケープの不備によって引き起こされるものだ。[1]
脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.4(MEDIUM)と評価されており、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされている。認証された攻撃者がContributor以上の権限を持っている場合、任意のWebスクリプトを注入でき、ページにアクセスしたユーザーの環境で実行される可能性があるだろう。
この脆弱性はCVE-2024-13564として識別されており、Wordfenceによって報告された。apollo13themesが開発するRife Elementor Extensions & Templatesの全バージョンが影響を受けており、SSVCの評価では技術的な影響は部分的であるとされている。
CVE-2024-13564の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE ID | CVE-2024-13564 |
公開日 | 2025年2月22日 |
影響を受けるバージョン | 1.2.5以前の全バージョン |
CVSS スコア | 6.4 (MEDIUM) |
脆弱性の種類 | Stored Cross-Site Scripting |
必要な権限 | Contributor以上 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにページに出力される
- 埋め込まれたスクリプトは閲覧者のブラウザ上で実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
今回のRife Elementor Extensions & Templatesの脆弱性は、特にStoredタイプのXSSに分類され、攻撃コードがサーバーに保存される。保存された悪意のあるスクリプトは、影響を受けるページにアクセスした全てのユーザーのブラウザで実行される可能性があるため、早急な対策が必要とされている。
Rife Elementor Extensions & Templatesの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があり、特にContributor権限での攻撃が可能な点が重要である。多くのWordPressサイトでは複数の執筆者がContributor権限を持っているため、内部からの攻撃リスクが高まる可能性があるだろう。
今後は入力値の検証やエスケープ処理の強化など、基本的なセキュリティ対策の徹底が求められる。特にショートコードの実装においては、ユーザー入力を含むHTML出力時の適切なサニタイズが不可欠であり、開発者はWordPressのセキュリティベストプラクティスに従った実装を心がける必要があるだろう。
プラグインのセキュリティアップデートの配信体制も見直しが必要だ。脆弱性が発見されてから修正版がリリースされるまでの時間を最小限に抑えることで、攻撃者に悪用される機会を減らすことができる。自動アップデート機能の実装など、ユーザーの負担を軽減する仕組みの導入も検討に値するだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13564, (参照 25-03-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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