【CVE-2025-0918】WordPress用SMTP for SendGrid – YaySMTPに認証なしXSSの脆弱性、早急な対応が必要に
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記事の要約
- SMTP for SendGrid – YaySMTPに深刻な脆弱性
- バージョン1.3.1以前に認証なしXSSの危険性
- CVSSスコア7.2のHigh深刻度に分類
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WordPress用プラグインSMTP for SendGrid – YaySMTPの脆弱性
Wordfenceは2025年2月22日、WordPress用プラグイン「SMTP for SendGrid – YaySMTP」のバージョン1.3.1以前に、認証なしでのクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は電子メールログを介して悪用される可能性があり、攻撃者が任意のWebスクリプトを注入できる状態となっている。[1]
本脆弱性はCVE-2025-0918として識別され、CVSSスコアは7.2でHigh(高)と評価されている。攻撃者は認証なしで攻撃を実行でき、影響を受けるシステムの整合性とプライバシーが脅かされる可能性があるため、早急な対応が求められる状況だ。
脆弱性の発見者はCristian Bejan氏で、入力値の検証と出力のエスケープ処理が不十分であることが原因とされている。WordPress公式プラグインリポジトリでは既に修正版が公開されており、影響を受けるバージョンを使用しているユーザーは早急なアップデートが推奨される。
SMTP for SendGrid – YaySMTPの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-0918 |
影響を受けるバージョン | 1.3.1以前 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
CVSSスコア | 7.2(High) |
攻撃条件 | 認証不要、ネットワークアクセス可能 |
発見者 | Cristian Bejan |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性がある
SMTP for SendGrid – YaySMTPの場合、電子メールログを介して攻撃者が認証なしでスクリプトを注入できる状態となっている。このような脆弱性は、入力値の検証や出力のエスケープ処理を適切に実装することで防ぐことが可能だ。
SMTP for SendGrid – YaySMTPの脆弱性に関する考察
WordPress用プラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、深刻な問題として捉える必要がある。特にSMTP for SendGrid – YaySMTPは電子メール送信という重要な機能を担うプラグインであり、攻撃者に悪用された場合、情報漏洩やフィッシング詐欺などの二次被害につながる可能性が高い。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発者側でのセキュリティレビューの強化とコードの品質向上が求められる。特に入力値の検証と出力のエスケープ処理については、セキュリティの基本として徹底的な実装が必要だ。プラグインの開発者には、定期的なセキュリティ監査の実施と、発見された脆弱性への迅速な対応が期待される。
WordPressプラグインのセキュリティ管理は、サイト運営者にとって重要な課題となっている。自動アップデート機能の活用や、定期的なセキュリティスキャンの実施など、予防的な対策を講じることが重要だ。今回の事例を教訓に、プラグインの選定基準にセキュリティ面での評価を含めることが推奨される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0918, (参照 25-03-11).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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