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【CVE-2025-0796】Mortgage Lead Capture Systemにプラグイン設定リセットの脆弱性、WordFenceが報告

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Mortgage Lead Capture System 8.2.10以前にCSRF脆弱性を発見
  • プラグイン設定のリセットが攻撃者により不正に実行される可能性
  • 管理者が悪意のあるリンクをクリックすることで攻撃が成立

WordPress用プラグインMortgage Lead Capture Systemの深刻な脆弱性

WordFenceは2025年2月18日、WordPress用プラグイン「Mortgage Lead Capture System」のバージョン8.2.10以前に存在するクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性を公開した。この脆弱性は「wprequal_reset_defaults」アクションにおけるnonceの検証が不適切であることに起因している。【CVE-2025-0796】[1]

この脆弱性により、攻撃者は管理者に悪意のあるリンクをクリックさせることで、プラグインの設定を不正にリセットすることが可能となっている。CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価され、攻撃元区分はネットワーク、攻撃条件の複雑さは低いとされているのだ。

脆弱性の発見者はDhabaleshwar Dasであり、WordFenceの脅威インテリジェンスデータベースに登録されている。この脆弱性は認証されていない攻撃者によって悪用される可能性があり、プラグインの設定が予期せずリセットされる危険性が指摘されている。

脆弱性の影響範囲まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-0796
影響を受けるバージョン 8.2.10以前のすべてのバージョン
脆弱性のタイプ クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
CVSSスコア 4.3 (MEDIUM)
発見者 Dhabaleshwar Das

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリとは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーの意図しない操作を強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規ユーザーのセッション情報を悪用した不正なリクエストの送信
  • ユーザーの認証情報を利用した権限昇格の可能性
  • ワンクリック攻撃による設定変更やデータ改ざんのリスク

CSRFはWordPressプラグインにおいて特に注意が必要な脆弱性の一つとなっている。Mortgage Lead Capture Systemの場合、nonceによる検証が不適切であることから、攻撃者は管理者権限で実行可能な操作を不正に実行できる状態となっているのだ。

Mortgage Lead Capture Systemの脆弱性に関する考察

プラグインの設定リセット機能に対するCSRF対策の不備は、サイト運営に重大な影響を及ぼす可能性がある。特にWordPressの管理者がソーシャルエンジニアリングの手法により悪意のあるリンクをクリックしてしまった場合、プラグインの重要な設定が意図せずリセットされてしまう危険性が高いだろう。

この脆弱性に対する根本的な解決策として、適切なnonce検証の実装が不可欠である。また、プラグインの開発者は定期的なセキュリティ監査を実施し、similar_textやバリデーション処理の見直しを行うことで、同様の脆弱性の再発を防ぐ必要があるだろう。

今後はWordPress管理者向けのセキュリティ意識向上のための教育も重要となってくる。特にCSRF対策の重要性や不審なリンクへの対処方法について、具体的なガイドラインを提供することが望ましい。管理者の適切な対応が、サイトのセキュリティ維持には不可欠だ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-0796, (参照 25-03-11).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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