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【CVE-2025-26994】WordPressプラグインZigaformにXSS脆弱性、バージョン7.4.2以前に深刻な影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPressプラグインZigaformにXSS脆弱性が発見
  • バージョン7.4.2以前の全バージョンが影響を受ける
  • CVSSスコア7.1のハイリスク脆弱性と評価

WordPressプラグインZigaform 7.4.2のXSS脆弱性

WordPressプラグイン「Zigaform – Price Calculator & Cost Estimation Form Builder Lite」において、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が2025年3月3日に公開された。この脆弱性は【CVE-2025-26994】として識別されており、バージョン7.4.2以前の全てのバージョンに影響を及ぼすことが確認されている。[1]

この脆弱性はCVSSスコア7.1のハイリスクと評価されており、攻撃者によるネットワークを介した遠隔からの攻撃が可能である。攻撃の成功には特権は不要だがユーザーの操作が必要とされており、機密性・完全性・可用性のすべてに一定の影響が及ぶ可能性が指摘されている。

脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するAbdi Pranata氏である。開発元のsoftdiscoverは対応策としてバージョン7.4.3をリリースしており、影響を受けるバージョンを使用しているユーザーには速やかなアップデートが推奨される。

Zigaform脆弱性の詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-26994
影響を受けるバージョン 7.4.2以前の全バージョン
脆弱性の種類 クロスサイトスクリプティング(XSS)
CVSSスコア 7.1(High)
修正バージョン 7.4.3

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる問題を指す。以下のような特徴がある。

  • ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
  • セッションの乗っ取りや情報漏洩のリスクがある

Zigaformの事例では、入力データの不適切な処理により永続的なXSS(Stored XSS)が可能となっていた。この種の脆弱性は一度悪意のあるスクリプトが保存されると、該当ページにアクセスする全てのユーザーに影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要である。

WordPressプラグインの脆弱性対策に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は継続的な課題となっており、特にフォーム関連のプラグインではユーザー入力を扱う性質上、より慎重なセキュリティ対策が求められる。Zigaformの事例では、入力値のバリデーションとサニタイズが不十分であったことが問題であり、同様の機能を持つプラグインの開発者はこれを教訓とすべきだろう。

プラグイン開発者には、セキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が望まれる。特にユーザー入力を扱うフォーム機能については、WHMCSのベストプラクティスに従った実装や、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となってくるだろう。

また、WordPressサイトの管理者には、プラグインの更新状況を定期的に確認し、セキュリティアップデートが提供された場合は速やかに適用する体制の整備が求められる。プラグインの選定時には、開発者のセキュリティへの取り組み姿勢や更新頻度も重要な判断基準となるべきである。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-26994, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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