【CVE-2025-1506】WordPressプラグインWp Social Login and Register Social Counter 3.1.0にCSRF脆弱性が発見、管理者権限での設定変更が可能に
スポンサーリンク
記事の要約
- Wp Social Login and Register Social Counter 3.1.0に脆弱性
- Cross-Site Request Forgery攻撃が可能な状態に
- 管理者権限で設定変更が実行される危険性あり
スポンサーリンク
WordPressプラグインWp Social Login and Register Social Counter 3.1.0のCSRF脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインWp Social Login and Register Social Counter 3.1.0以前のバージョンにおいて、Cross-Site Request Forgeryの脆弱性を2025年2月28日に公開した。counter_access_key_setup()関数においてnonceの検証が不適切もしくは欠落していることが原因となっている。[1]
この脆弱性により、認証されていない攻撃者がサイト管理者に偽装されたリンクをクリックさせることで、ソーシャルログインプロバイダーの設定を不正に更新できる可能性が指摘されている。CVSSスコアは4.3でMEDIUMレベルの深刻度と評価されており、早急な対策が求められる状況だ。
脆弱性の発見者であるBrian Mungaiによって報告された問題は、WordPress.orgのプラグインリポジトリで確認することができる。影響を受けるバージョンはWp Social Login and Register Social Counter 3.1.0以前のすべてのバージョンであり、xpeedstudioが開発元となっている。
Wp Social Login and Register Social Counter 3.1.0の脆弱性詳細
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| CVE番号 | CVE-2025-1506 |
| 脆弱性の種類 | Cross-Site Request Forgery (CSRF) |
| 影響を受けるバージョン | 3.1.0以前のすべてのバージョン |
| 深刻度 | MEDIUM (CVSSスコア: 4.3) |
| 発見者 | Brian Mungai |
| 開発元 | xpeedstudio |
スポンサーリンク
Cross-Site Request Forgeryについて
Cross-Site Request Forgery(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーが意図しないリクエストを強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 正規ユーザーのセッション情報を悪用した不正なリクエストの送信
- ユーザーの意図しない権限での操作実行が可能
- サイト間でのリクエスト偽装による攻撃手法
WordPress用プラグインWp Social Login and Register Social Counter 3.1.0の事例では、counter_access_key_setup()関数でのnonce検証の不備が原因となっている。攻撃者は管理者権限でソーシャルログインの設定を不正に変更できる可能性があり、プラグインの更新やセキュリティ対策の実施が推奨される。
Wp Social Login and Register Social Counter 3.1.0の脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となる可能性が高く、特にソーシャルログイン機能は多くのユーザー情報を扱うため、より慎重な対応が必要となるだろう。プラグインの開発元であるxpeedstudioには、セキュリティ面での品質管理体制の強化と、脆弱性発見時の迅速なアップデート提供が求められる。
今後の課題として、プラグイン開発時におけるセキュリティテストの徹底や、サードパーティ製プラグインの導入時のリスク評価基準の確立が挙げられる。WordPressコミュニティ全体で、プラグインのセキュリティ基準を明確化し、開発者向けのガイドラインを整備することで、類似の脆弱性の発生を防ぐことができるだろう。
また、管理者向けには脆弱性対策としてプラグインの定期的なアップデートチェックや、不要なプラグインの削除、セキュリティ監査ツールの導入などの対策が推奨される。WordPressのエコシステムを健全に保つためには、開発者とユーザー双方の継続的なセキュリティ意識の向上が不可欠だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1506, (参照 25-03-14).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- 【CVE-2024-10083】Schneider Electric社のUni-Telwayドライバに脆弱性、複数の制御システム製品に影響
- 【CVE-2025-2133】ftcms 2.1にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、管理画面のニュース編集機能に深刻な影響
- 【CVE-2025-2132】ftcms 2.1のSearchコンポーネントにSQLインジェクションの脆弱性、ベンダー未対応で攻撃リスク増大
- 【CVE-2025-2131】XunRuiCMS 4.6.3にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、複数バージョンで修正が必要に
- 【CVE-2024-13835】WordPress用プラグインPost Meta Data Managerに特権昇格の脆弱性、マルチサイト環境での権限管理に問題
- 【CVE-2025-1664】Essential Blocks 5.3.1にXSS脆弱性、認証済みユーザーによる不正スクリプト実行の危険性
- 【CVE-2025-1893】Open5GS AMFにDoS脆弱性が発見、ネットワーク全体のサービス停止のリスクに
- 【CVE-2025-1901】PHPGurukul Restaurant Table Booking Systemにリモート実行可能な危険度の高い脆弱性が発見
- 【CVE-2025-1906】PHPGurukul Restaurant Table Booking System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、管理者機能に深刻な影響
- 【CVE-2025-22224】VMwareの主要製品にTOCTOU脆弱性、仮想マシン環境でのコード実行リスクが発覚
スポンサーリンク
