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【CVE-2025-1510】WordPress用プラグインCustom Post Type Date Archivesに認証回避の脆弱性、任意のショートコード実行が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用プラグインCustom Post Type Date Archivesに脆弱性
  • 全バージョンで任意のショートコード実行が可能に
  • 認証不要でショートコード実行の脆弱性を悪用可能

WordPress用プラグインCustom Post Type Date Archivesのバージョン2.7.1以前に認証回避の脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインCustom Post Type Date Archivesのバージョン2.7.1以前に、認証なしで任意のショートコードが実行可能な脆弱性を2025年2月22日に公開した。この脆弱性は【CVE-2025-1510】として識別されており、プラグインが特定の値を適切に検証せずにdo_shortcodeを実行することに起因している。[1]

この脆弱性のCVSSスコアは7.3でHigh評価となっており、攻撃元区分はネットワークからのアクセス、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルや利用者の関与も不要とされている。攻撃が成功した場合、機密性や完全性、可用性に対して部分的な影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる状況だ。

脆弱性の発見者はKrzysztof Zającで、WordfenceのThreat Intelligenceチームによる詳細な分析結果が公開されている。Custom Post Type Date Archivesの開発者であるkeesiemeijerは既にこの脆弱性に対する対応を進めており、影響を受けるバージョンのユーザーには最新版への更新が推奨される。

Custom Post Type Date Archives脆弱性の詳細情報

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1510
影響を受けるバージョン 2.7.1以前の全バージョン
脆弱性の種類 CWE-94 コード生成の不適切な制御
CVSSスコア 7.3(High)
攻撃条件 認証不要、ネットワークからアクセス可能
想定される影響 機密性・完全性・可用性への部分的な影響

ショートコード実行の脆弱性について

ショートコード実行の脆弱性とは、WordPressで使用される簡易的なコードが意図せず実行可能になってしまう脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • プラグインやテーマの機能を呼び出すための簡易的なコード
  • 認証回避により無制限に実行される可能性
  • 悪用されると任意のコードが実行される危険性

Custom Post Type Date Archivesの脆弱性では、do_shortcode関数の入力値の検証が不適切なため、認証されていないユーザーが任意のショートコードを実行できる状態となっている。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はサイトの改ざんやユーザーデータの漏洩など、深刻な被害をもたらす可能性がある。

Custom Post Type Date Archivesの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性対策において、入力値の検証は最も基本的かつ重要な要素であるにもかかわらず、今回の事例では認証機能が完全に回避される深刻な問題が発生している。この状況は、オープンソースプラグインの開発において、セキュリティテストの重要性を改めて浮き彫りにしている。セキュリティ専門家による定期的なコードレビューや、自動化されたセキュリティテストの導入が、今後の対策として有効だろう。

WordPress開発者コミュニティにおいて、セキュリティガイドラインの更なる整備と、開発者向けのセキュリティトレーニングの強化が求められる状況となっている。特にdo_shortcodeのような強力な機能を扱う場合、入力値の検証やユーザー認証の実装について、より詳細なドキュメントとベストプラクティスの共有が必要だ。

プラグインのセキュリティ課題に対して、WordPressのコアチームによる支援体制の強化も検討に値する。既存のプラグインレビュープロセスに加えて、セキュリティ面での事前チェック機能の実装や、脆弱性が発見された場合の迅速な対応フローの確立が期待される。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1510, (参照 25-03-14).
  2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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