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【CVE-2025-1406】WordPressプラグインNewpost Catchに深刻な脆弱性、投稿者権限でXSS攻撃が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Newpost Catch 1.3.19以前のバージョンに脆弱性が発見
  • 投稿者以上の権限でXSSが可能
  • npcショートコードの入力検証に問題

WordPressプラグインNewpost Catch 1.3.19のXSS脆弱性

WordfenceはWordPress用プラグインNewpost Catchにおいて、バージョン1.3.19以前に深刻な脆弱性が存在することを2025年2月21日に公開した。この脆弱性は【CVE-2025-1406】として識別されており、CVSSスコアは6.4(MEDIUM)と評価されている。[1]

この脆弱性は投稿者(Contributor)以上の権限を持つユーザーが悪用可能で、npcショートコードを介してクロスサイトスクリプティング攻撃が実行できる状態にある。ユーザー入力の検証が不十分であることと出力のエスケープ処理が適切でないことが原因として挙げられている。

脆弱性が存在するバージョンにおいて、攻撃者は任意のWebスクリプトをページに埋め込むことが可能となっており、そのページにアクセスしたユーザーの環境でスクリプトが実行される危険性がある。この問題はCWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類されている。

Newpost Catch 1.3.19の脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-1406
深刻度 CVSS:3.1 - MEDIUM (6.4)
影響を受けるバージョン 1.3.19以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 Stored Cross-Site Scripting (XSS)
必要な権限 投稿者(Contributor)以上
発見者 Krzysztof Zając

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
  • 埋め込まれたスクリプトは閲覧者のブラウザ上で実行される
  • Cookie情報の窃取やセッションハイジャックなどの攻撃に悪用される

WordPressプラグインにおけるXSS脆弱性は、特に管理画面にアクセスできる権限を持つユーザーによって悪用される可能性が高い。Newpost Catchの場合、投稿者以上の権限を持つユーザーがnpcショートコードを介してスクリプトを埋め込むことが可能となっており、早急な対策が必要とされている。

Newpost Catchの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があるため、プラグイン開発者による入力値の検証とエスケープ処理の徹底が重要である。特にショートコードを実装する際は、ユーザー入力を受け付ける属性に対して適切なバリデーションを実装する必要があるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、WordPressのコーディングスタンダードに従った開発とセキュリティレビューの強化が求められる。特にプラグインの開発者コミュニティには、セキュリティベストプラクティスの共有と、脆弱性報告に対する迅速な対応が期待されるだろう。

また、WordPressサイトの管理者は、インストールしているプラグインの定期的なアップデートと、投稿者以上の権限を持つユーザーアカウントの厳格な管理が重要となる。セキュリティスキャンツールの導入や、プラグインの使用状況の定期的な見直しも有効な対策となるはずだ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1406, (参照 25-03-14).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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