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公開：2024-08-22

kubellがYZと資本業務提携、AIビジネスマッチング強化で中小企業DXを加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• kubellがYZと資本業務提携を締結
• AIビジネスマッチングプラットフォームを提供
• 中小企業の経営支援加速を目指す

kubellとYZの資本業務提携によるAIビジネスマッチング強化

株式会社kubellは、AIビジネスマッチングプラットフォームを提供する株式会社YZと2024年7月31日に出資し、2024年8月20日に業務提携契約を締結した。kubellのコーポレートベンチャーキャピタル「kubell BPaaSファンド」を通じた出資により、両社の事業シナジーを高め、中小企業における経営支援の加速を目指している。^[1]

kubellは、ビジネスチャット「Chatwork」で築いた顧客基盤を活かし、人とAIなどのテクノロジーを掛け合わせたビジネスモデル「BPaaS」の環境構築を進めている。中期経営計画2024-2026では「中小企業No.1 BPaaSカンパニー」をビジョンに掲げ、中小企業のDXを本質的に実現することを目標としている。

YZが提供する「mycsess」は、小規模事業者向けのAIマッチングプラットフォームだ。時間やノウハウが不足する小規模事業者に対し、簡単に商談を提供できるサービスとなっている。この提携により、Chatworkユーザーを含む多くの中小企業に対して、新規開拓における課題解決の支援が期待される。

kubellとYZの資本業務提携の特徴まとめ

kubell BPaaSファンドの詳細はこちら

BPaaSについて

BPaaSとは、Business Process as a Serviceの略称で、ビジネスプロセスをサービスとして提供するビジネスモデルのことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• クラウド上でビジネスプロセスを提供し、柔軟なスケーリングが可能
• AIやRPAなどの最新技術を活用し、業務効率化を実現
• サブスクリプション型の料金体系で、初期投資を抑えられる

kubellは、Chatworkの顧客基盤を活かし、人とAIなどのテクノロジーを掛け合わせることでBPaaSの環境を構築している。会計、労務、総務などのバックオフィス業務をチャット経由でアウトソースできる「Chatwork アシスタント」はその一例だ。今回のYZとの提携により、営業・マーケティング領域でのBPaaS展開が加速すると予想される。

kubellとYZの資本業務提携に関する考察

kubellとYZの資本業務提携は、中小企業のDXを加速させる可能性を秘めている。特に、kubellが持つ59.1万社以上の顧客基盤とYZのAIマッチング技術を組み合わせることで、多くの中小企業に効果的な営業・マーケティング支援を提供できるだろう。一方で、異なる企業文化や技術の統合には課題も予想され、スムーズな連携のための取り組みが重要になるだろう。

今後の課題としては、AIマッチングの精度向上やデータセキュリティの強化が挙げられる。特に、中小企業の機密情報を扱う上で、データ保護とプライバシー対策は不可欠だ。また、AIの判断基準の透明性を確保し、ユーザーの信頼を得ることも重要になるだろう。これらの課題に対しては、継続的な技術開発と法令順守の徹底が求められる。

将来的には、BPaaSの範囲をさらに拡大し、財務管理や人材採用など、中小企業が抱える様々な課題に対応できるプラットフォームへと発展することが期待される。また、他の専門サービス提供企業とのAPI連携を強化し、よりシームレスなビジネスプロセス支援を実現できれば、中小企業のDXを大きく後押しすることができるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「kubellが、AIビジネスマッチングプラットフォームを提供するYZと資本業務提携 | 株式会社kubellのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000291.000013602.html, (参照 24-08-22).

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