セキュリティ

SECURITY

公開：2025-03-14

GMOグローバルサインが楽楽シリーズとSAML認証連携を開始、バックオフィス業務の効率化とセキュリティ強化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GMOトラスト・ログインがラクスの楽楽シリーズとSAML認証連携を開始
• 楽楽勤怠と楽楽電子保存でシングルサインオンが可能に
• セキュリティ強化とバックオフィス業務効率化を実現

GMOトラスト・ログインとラクスの楽楽シリーズの連携拡大

GMOグローバルサイン株式会社は2025年3月13日、企業向けシングルサインオンサービス「GMOトラスト・ログイン」において、株式会社ラクスが提供する「楽楽勤怠」および「楽楽電子保存」とのSAML認証連携を発表した。この連携により、従業員の勤怠管理や企業の電子データをセキュリティリスクから保護しつつ、ID・パスワード管理の煩雑さを解消することが可能になるのだ。^[1]

働き方改革の推進に伴い、勤怠管理システムの導入が増加しているが、インターネット経由でのアクセスによるセキュリティリスクが課題となっていた。GMOトラスト・ログインとのSAML認証連携により、「楽楽勤怠」へのアクセス制限が可能となり、自宅や外出先からでも安全な勤怠管理を実現できるようになった。

電子帳簿保存法への対応が求められる中、「楽楽電子保存」とGMOトラスト・ログインのSAML認証連携により、パスワード管理の負担軽減とアクセス制御による不正アクセス防止が実現された。これにより、請求書や領収書などの電子データをより安全に管理することが可能になっている。

GMOトラスト・ログインと楽楽シリーズの連携機能まとめ

GMOトラスト・ログインの詳細はこちら

SAML認証について

SAML認証とは、Security Assertion Markup Languageの略称で、シングルサインオンを実現するための標準規格のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数のサービス間で認証情報を安全に連携
• IDとパスワードの一元管理が可能
• セキュリティリスクの軽減に貢献

GMOトラスト・ログインは、SAML2.0のプロトコルに対応したフェデレーション方式のシングルサインオンを提供している。フォームベース認証にも対応しており、様々なWebシステムやクラウドサービスのログイン作業を効率化することが可能だ。

GMOトラスト・ログインの楽楽シリーズ連携に関する考察

働き方改革とデジタル化の進展により、企業における勤怠管理や文書管理のクラウド化が加速している状況下で、GMOトラスト・ログインと楽楽シリーズの連携は時宜を得た取り組みと言える。特にリモートワークの普及により、セキュアなアクセス環境の構築は喫緊の課題となっているため、SAML認証連携による多層的なセキュリティ対策は有効な解決策になるだろう。

今後の課題として、システム導入時の従業員教育や既存システムからの移行手順の整備が挙げられる。特に中小企業においては、IT人材の不足により運用面での負担が懸念されるため、より直感的なユーザーインターフェースの開発や充実したサポート体制の構築が求められるだろう。

将来的には、AIやRPAとの連携による業務自動化の拡大や、ブロックチェーン技術を活用したより高度なセキュリティ機能の実装が期待される。GMOトラスト・ログインには、バックオフィス業務のDXを加速させる基盤として、さらなる機能拡充を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「企業向けIDaaS「GMOトラスト・ログイン」、ラクスの「楽楽勤怠」「楽楽電子保存」とSAML認証連携【GMOグローバルサイン】 | GMOインターネットグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004770.000000136.html, (参照 25-03-14).

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