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公開：2025-03-14

シナモンAIが三井住友信託銀行にAI-OCR Flax Scannerを提供、年間2,000時間の作業効率化を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• シナモンAIがFlax Scannerを三井住友信託銀行に提供開始
• 年間1,600-2,000時間のデータ入力時間を削減
• プライベートアセットの帳票データ入力を効率化

三井住友信託銀行へのFlax Scanner導入による業務効率化

シナモンAIは三井住友信託銀行のプライベートアセット関連帳票のデータ入力業務に、高精度AI-OCR「Flax Scanner」を2025年3月13日より本格提供を開始した。年間約5,000件以上のファンド連絡票に対して、AIによる自動データ抽出を実現することで、作業効率の大幅な向上を実現している。^[1]

三井住友信託銀行では従来、国内外の運用会社から受領する形式の異なるファンド連絡票のデータを熟練担当者が手作業で入力していた。この非効率な作業フローがボトルネックとなっていたが、Flax Scannerの導入により年間1,600-2,000時間の作業時間削減が見込まれている。

Flax Scannerは特徴量学習型の技術を採用しており、事前の座標定義が不要な点が特徴だ。様々な形式の帳票から必要なデータを高精度に抽出できることで、入力ミスの防止や新人教育コストの削減にも貢献し、社内DXの推進を加速させている。

Flax Scannerの主要機能まとめ

Flax Scanner HUBの詳細はこちら

IDPについて

IDP（Intelligent Document Processing）とは、AIを活用して文書から自動的に知識を抽出する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 非構造化データから必要な情報を自動抽出
• 機械学習による高精度な文書理解
• 多様な形式の文書に対応可能

IDPは従来のOCR技術と比較して、文書の構造や文脈を理解した上で情報を抽出することができる高度な技術だ。Flax Scannerでも採用されているこの技術は、国際的な学会でも高い評価を受けており、企業のDX推進における重要な要素となっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「シナモンAI、三井住友信託銀行に高精度AI-OCR「Flax Scanner」を提供　|　PDFで受領する様々な形式のプライベートアセットの帳票データ入力作業を効率化 | 株式会社シナモンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000028252.html, (参照 25-03-14).
2. Intel. https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/homepage.html

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