SHIFTが経済産業省のDX認定事業者に選定、データとAI活用で人材育成とビジネス変革を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社SHIFTは2025年3月1日付で、経済産業省が定めるDX認定事業者として選定された。IPAによる審査を経て、デジタルガバナンス・コードへの対応状況が評価され、IT人材育成やデータ利活用を中心としたDX推進の取り組みが認められている。^[1]

SHIFTは、自社のDX戦略として従業員のLTV（Life Time Value）を重要指標に設定し、450項目に及ぶ個人データの分析を通じて効果的な人材育成を実現している。データ活用による経営状況の可視化と戦略実行により、エンジニア単価や顧客単価などの事業成長指標を管理している。

社内各部門でのAI活用を積極的に推進し、業務に特化したユースケースをデータとして蓄積することで、AIネイティブなSIカンパニーへの変革を目指している。ソフトウェアテスト事業で培った不具合データの分析とナレッジ化により、業務効率化と顧客価値の向上を実現している。

Life Time Value（LTV）とは、従業員一人ひとりが在籍期間にわたって生み出す利益を示す指標のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

SHIFTではLTVを活用することで、DXを支える人材の効果的な採用・人事評価・キャリアアップと組織づくりを実現している。個人に紐づく多様なデータを集計・分析することで、より効果的な人材育成と組織マネジメントを可能にしている。

SHIFTのDX認定取得は、デジタル技術を活用した業務効率化と人材育成の両面での取り組みが評価された結果である。特に450項目に及ぶ個人データの分析やAIの積極活用は、今後のIT企業における人材マネジメントのモデルケースとなる可能性を秘めている。

今後の課題として、収集した大量のデータの適切な管理とプライバシー保護の両立が挙げられる。データ活用の範囲と方法について明確なガイドラインを設定し、従業員との合意形成を図りながら進めていく必要があるだろう。

AIネイティブなSIカンパニーへの変革を目指す中で、従来型のソフトウェアテストのノウハウとAI技術の融合が重要になる。不具合データの分析とナレッジ化を通じて、より高度な品質保証サービスの提供が期待できる。

^ PR TIMES. 「SHIFT、経済産業省が定める「DX認定事業者」に選定 | 株式会社SHIFTのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000018724.html, (参照 25-03-11).
経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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