【CVE-2024-13895】WordPressプラグインCode Snippets CPT 2.1.0に認証済みユーザーの任意のショートコード実行の脆弱性が発見
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記事の要約
- Code Snippets CPTに認証済みユーザーの任意のショートコード実行の脆弱性
- バージョン2.1.0以前の全バージョンが影響を受ける
- CVSSスコア4.3のミディアムレベルの深刻度
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WordPressプラグインCode Snippets CPT 2.1.0の脆弱性発見
WordfenceはWordPress用プラグインCode Snippets CPTにおいて、バージョン2.1.0以前の全バージョンに任意のショートコード実行の脆弱性が存在することを2025年3月8日に公開した。この脆弱性は【CVE-2024-13895】として識別されており、Subscriber以上の権限を持つ認証済みユーザーが任意のショートコードを実行可能な状態にあることが判明している。[1]
この脆弱性はdo_shortcodeを実行する前に値の適切な検証が行われていないことに起因しており、CWE-94(コード生成の不適切な制御)に分類される深刻な問題となっている。CVSSスコアは4.3(MEDIUM)と評価され、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃条件の複雑さは低いとされているため、早急な対応が必要な状況だ。
発見者のFrancesco Carlucciによって報告されたこの脆弱性は、プラグインの開発者であるjtsternbergにも通知されており、現在対策が進められている。影響を受けるバージョンはCode Snippets CPT 2.1.0以前の全バージョンであり、ユーザーは最新版への更新を検討する必要がある。
脆弱性の影響範囲まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13895 |
影響を受けるバージョン | 2.1.0以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | 任意のショートコード実行 |
CVSSスコア | 4.3(MEDIUM) |
必要な権限レベル | Subscriber以上 |
攻撃の複雑さ | Low |
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ショートコード実行について
ショートコード実行とは、WordPressにおいて特定の機能や内容を簡単に表示するための短いコードを実行する機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- プラグインやテーマの機能を簡単に呼び出すことが可能
- 記事やページ内で動的なコンテンツを表示できる
- 複雑な処理を短いコードで実現できる
WordPress用プラグインCode Snippets CPTの脆弱性では、認証済みユーザーが任意のショートコードを実行できる状態となっており、特に深刻な問題となっている。この脆弱性は入力値の検証が適切に行われていないことが原因であり、攻撃者によって悪用される可能性が指摘されているため、早急な対応が推奨される。
Code Snippets CPTの脆弱性に関する考察
Code Snippets CPTの脆弱性は、認証済みユーザーによる攻撃という点で影響範囲が限定的である一方、攻撃の難易度が低く実行が容易であることが深刻な問題となっている。特にSubscriberレベルの権限でも攻撃が可能という点は、多くのWordPressサイトで一般ユーザーに付与される権限レベルであるため、潜在的な危険性が高いと言えるだろう。
この脆弱性への対策として、プラグインの開発者は入力値の厳密なバリデーションを実装し、実行可能なショートコードを制限する機能を追加することが望ましい。また、WordPressサイトの管理者は、不必要なユーザーアカウントの削除や権限の見直しを行うことで、攻撃のリスクを低減することができるだろう。
長期的な対策としては、WordPressコミュニティ全体でのセキュリティ意識の向上が重要となる。特にプラグイン開発においては、入力値の検証やユーザー権限の適切な制御など、基本的なセキュリティ対策の徹底が求められている。今後は、自動化されたセキュリティテストツールの導入やコードレビューの強化なども検討すべきだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13895, (参照 25-03-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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