【CVE-2025-1481】WordPressプラグインShortcode Cleaner Liteに認証不備の脆弱性、任意のオプションエクスポートが可能に
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記事の要約
- Shortcode Cleaner Liteに認証不備の脆弱性が存在
- Subscriber以上の権限で任意のオプションをエクスポート可能
- 影響を受けるバージョンは1.0.9以前の全て
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WordPressプラグインShortcode Cleaner Liteの認証不備の脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインShortcode Cleaner Liteにおいて、認証不備による脆弱性を2025年3月8日に公開した。この脆弱性は全てのバージョン(1.0.9以前)に存在しており、download_backup()関数における権限チェックの欠如により、Subscriber以上の権限を持つ認証済みユーザーが任意のオプションをエクスポート可能となっている。[1]
本脆弱性はCVSS v3.1で基本評価値6.5(深刻度:中)とされており、攻撃元区分はネットワーク経由、攻撃条件の複雑さは低いと評価されている。また、攻撃に必要な特権レベルは低く、ユーザーの関与は不要とされているが、影響の範囲は限定的であるとされている。
発見者のKrzysztof Zajacによって報告された本脆弱性は、CWE-862(Missing Authorization)に分類されており、データへの不正アクセスのリスクが指摘されている。SSVCによる評価では、自動的な攻撃の可能性は否定されているものの、部分的な技術的影響があるとされている。
Shortcode Cleaner Lite脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-1481 |
影響を受けるバージョン | 1.0.9以前の全バージョン |
CVSS評価 | 6.5(Medium) |
CWE分類 | CWE-862(Missing Authorization) |
公開日 | 2025年3月8日 |
最終更新日 | 2025年3月10日 |
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認証不備について
認証不備とは、システムやアプリケーションにおいて適切な権限チェックが実装されていない状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 必要な権限確認処理が欠如している状態
- 意図しないユーザーによるアクセスが可能となる
- データの漏洩や改ざんのリスクが発生する
WordPressプラグインにおける認証不備の脆弱性は、プラグインの機能や設定にアクセスする際の権限チェックが不十分な場合に発生する。Shortcode Cleaner Liteの場合、download_backup()関数での権限チェックが実装されていないため、本来アクセスを制限すべき機能に対して、低い権限レベルのユーザーがアクセス可能となっている。
Shortcode Cleaner Lite脆弱性に関する考察
Shortcode Cleaner Liteの認証不備は、WordPressプラグインの開発における基本的なセキュリティ実装の重要性を再認識させる事例となっている。プラグインの開発者は、特に権限管理やアクセス制御の実装において、より慎重な対応が求められるだろう。今後は、同様の脆弱性を防ぐため、コードレビューやセキュリティテストの強化が必要となる。
この脆弱性が及ぼす影響は、現時点では限定的とされているものの、WordPress自体の広範な普及を考慮すると、潜在的なリスクは決して小さくない。プラグインの開発者コミュニティには、セキュリティガイドラインの遵守と、定期的な脆弱性診断の実施が望まれる。
今後の対策として、WordPressプラグインのセキュリティレビュープロセスの強化や、開発者向けのセキュリティベストプラクティスの整備が重要となるだろう。特に、認証・認可機能の実装については、より厳格なガイドラインとチェック体制の確立が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1481, (参照 25-03-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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