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IIJがマルチプロダクトコントローラサービスでCiscoとFortinet製品の運用管理に対応、ネットワーク機器の一元管理を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • IIJがマルチプロダクトコントローラサービスを強化
  • CiscoとFortinet製品の運用管理に対応開始
  • ネットワーク機器の一元管理が可能に

IIJがネットワーク管理サービスを機能拡充し複数メーカー製品に対応

株式会社インターネットイニシアティブは2025年3月11日、ネットワーク機器を遠隔で一元的に制御・管理できるサービス「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」において、シスコシステムズの「Cisco IOS」およびFortinet社の「FortiOS」を搭載したネットワーク機器の運用管理に対応を開始すると発表した。IIJの企業向け高機能ルータ「SEIL」「SA-W」シリーズに加え、グローバル市場で高いシェアを持つ両社のネットワーク機器を同一の管理画面で一括して管理できるようになった。[1]

近年のクラウドサービス利用拡大に伴い、企業ネットワークの安定性や可用性の確保がネットワーク管理者にとって重要な課題となっている。従来はネットワークのトラブル対応や調査を行う際、各ネットワーク機器の管理画面を個別に確認して操作する必要があり、管理者の負荷が大きな課題となっていた。

今回の機能拡充により、SA-Wシリーズに新たに実装された中継機能との連携によってSMF非対応のネットワーク機器の運用管理が可能となった。企業ネットワーク(WAN)のゲートウェイ機器だけでなく、LAN内の機器もシームレスに一括管理できるようになり、ネットワーク管理者の運用負荷の大幅な軽減が実現している。

IIJマルチプロダクトコントローラサービスの機能まとめ

機能項目 詳細
オペレーション コンフィグの管理・反映、運用管理コマンドの実行
監視機能 通知設定(メールおよびTeams連携)、ステータス参照
リソース管理 トラフィックおよびリソース状況、CPU利用率、メモリ使用量
対応機器 SEIL/SA-Wシリーズ、Cisco IOS搭載機器、FortiOS搭載機器
サービスの詳細はこちら

SMFについて

SMF(Service adaptor Management Framework)とは、ネットワークに接続される機器の自動設定と一元管理機能を提供するマネジメントフレームワークのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 機器の自動接続・一元管理システムを実現
  • 2006年3月に特許取得(特許第3774433号)
  • 複数機器の統合管理を効率化

SMFはIIJの独自技術として2021年から提供されているIIJマルチプロダクトコントローラサービスの基盤技術となっている。今回のアップデートでは、SA-Wシリーズに実装された中継機能との連携により、SMF非対応のネットワーク機器の運用管理も可能となり、より幅広い機器への対応が実現された。

参考サイト

  1. ^ インターネットイニシアティブ. 「「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」において Cisco、Fortinet製品の運用管理に対応開始 | IIJについて | IIJ」. https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0311-2.html, (参照 25-03-14).

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