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公開：2025-03-15

QorvoがUWB RF SoC QM35825を発表、AIとML処理で測位精度と耐障害性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QorvoがUWB RF SoC「QM35825」を発表
• AIとML処理による測位精度と耐障害性の向上を実現
• 2025年6月より評価・開発キットの提供を開始

QorvoのUWB RF SoC QM35825が高精度な位置追跡を実現

Qorvoは同社初となる低消費電力の超広帯域システムオンチップQM35825を2025年3月14日に発表し、UWBポートフォリオを拡充した。この新製品は104 dBmのリンクバジェットを備え、オンチップのAIおよび機械学習処理によって測位精度と耐障害性を大幅に向上させている。^[1]

QM35825は存在検知の自動化やセキュアな家庭用アクセス、非侵襲型のバイタルサインモニタリング、パーソナライズされたコンテンツ体験など幅広い用途に対応することが可能だ。開発者に優しいアーキテクチャと使いやすいAPIを提供することで、既存のエコシステムとのスムーズな統合を実現している。

QM35825は現在、主要顧客および大手ネットワークインフラプロバイダーにサンプル提供されており、30社以上の企業との提携によって新しいユースケースをサポートしている。評価・開発キットは2025年6月より国内販売代理店から入手可能で、サンプルアプリケーションや開発ツールを含む構成可能なソフトウェアスイートが提供される。

QM35825の主な特徴まとめ

QM35825の詳細はこちら

超広帯域（UWB）について

超広帯域（UWB）とは、極めて広い周波数帯域を使用して高速なデータ通信を実現する無線通信技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 広帯域の周波数を使用することで高精度な位置測定が可能
• 低消費電力で高速なデータ通信を実現
• 干渉に強く、セキュアな通信が可能

Qorvoは10年以上にわたりUWB技術の開発を続けており、新製品QM35825ではオンチップのAIおよび機械学習処理を組み合わせることで測位精度と耐障害性を向上させている。この技術革新により、IoTデバイスやスマートホームなど、さまざまな分野での応用が期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Qorvo、同社初の低消費電力の超広帯域（UWB）RF SoCを発表、UWBポートフォリオを拡充 | Qorvo Japan 有限会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000143742.html, (参照 25-03-15).

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