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【CVE-2025-30363】WeGIAにストアドXSS脆弱性が発見、バージョン3.2.6で修正完了

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WeGIAにストアドXSS脆弱性が発見される
  • 脆弱性はDocumentos_funcionario.phpパラメータに存在
  • バージョン3.2.6で修正完了

WeGIA 3.2.6未満のバージョンにおけるストアドXSS脆弱性

慈善団体向けWebマネージャーWeGIAにおいて、バージョン3.2.6未満に深刻なストアドXSS(クロスサイトスクリプティング)の脆弱性が発見され、2025年3月27日に公開された。この脆弱性は認証されていないスクリプトがユーザーのブラウザコンテキスト内で実行される可能性があるものだ。[1]

この脆弱性はCVSS v4.0で重要度「MEDIUM」と評価され、スコアは6.4となっている。攻撃者は特権なしで攻撃を実行できる一方、ユーザーの関与が必要とされており、機密性と完全性への影響は限定的だと判断されている。

特にストアドXSSは永続的な性質を持つため、悪意のあるコードがサーバーに恒久的に保存され、影響を受けるページにアクセスするすべてのユーザーに対して実行される可能性がある。WeGIAの開発チームは迅速な対応としてバージョン3.2.6でこの問題を修正した。

WeGIA 3.2.6の脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-30363
影響を受けるバージョン 3.2.6未満
脆弱性の種類 ストアドXSS(CWE-79)
CVSSスコア 6.4(MEDIUM)
修正バージョン 3.2.6
公開日 2025年3月27日

ストアドXSSについて

ストアドXSS(Stored Cross-Site Scripting)とは、永続的なクロスサイトスクリプティング脆弱性の一種であり、以下のような特徴を持つ攻撃手法である。

  • 悪意のあるスクリプトがサーバー側に永続的に保存される
  • 影響を受けるページにアクセスする全てのユーザーが攻撃対象となる
  • リフレクテッドXSSと比較してより深刻な影響をもたらす可能性がある

WeGIAで発見された脆弱性は、Documentos_funcionario.phpパラメータのDados_addInfo内に存在していた。この種の脆弱性は、入力値の適切なサニタイズが行われていない場合に発生し、攻撃者がJavaScriptコードを注入してユーザーのブラウザ上で実行させることが可能になる。

WeGIAのストアドXSS脆弱性に関する考察

WeGIAの脆弱性対応は迅速であったものの、慈善団体向けのWebマネージャーという性質上、より厳密なセキュリティ対策が必要不可欠だったと考えられる。特に個人情報や寄付情報などのセンシティブなデータを扱う可能性が高いシステムにおいて、入力値の検証やサニタイズ処理の徹底は最優先事項として位置づけられるべきだった。

今後はセキュリティテストの強化や定期的な脆弱性診断の実施など、予防的なセキュリティ対策の導入が望まれる。特にOWASPのセキュリティガイドラインに準拠した開発プロセスの確立や、セキュリティ専門家によるコードレビューの実施など、より包括的なセキュリティ体制の構築が必要だろう。

また、オープンソースプロジェクトとしての特性を活かし、コミュニティによるセキュリティレビューの促進や、脆弱性報告プログラムの整備も重要な課題となる。セキュリティ意識の高いコミュニティを育成することで、より堅牢なシステムの実現が期待できるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-30363, (参照 25-04-16).
  2. 1519

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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