セキュリティ

SECURITY

公開：2025-04-22

KPMGコンサルティングが小中高生向けサイバーセキュリティ特別授業を実施、SNSと生成AI活用の注意点を指導

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• KPMGコンサルティングが小中高生向けサイバーセキュリティ特別授業を実施
• SNSや生成AI活用時の注意点などについて全14授業を提供
• 2024年12月から2025年2月にかけて1,200名以上が参加

KPMGコンサルティングのサイバーセキュリティ教育プログラム展開

KPMGコンサルティングは2024年12月から2025年2月にかけて、小中高生とその保護者を対象としたサイバーセキュリティの特別授業を実施した。KPMGジャパンの各メンバーファームと連携し、インターネットの危険性やSNS、生成AIの活用における注意点などをテーマにした授業を展開している。^[1]

KPMGグローバルでは「International Cyber Security Awareness Month」の一環として、全世界63のメンバーファームで9,300名を超えるサイバーセキュリティの専門家が連携し特別授業を提供している。日本では2018年から本プログラムを開始し、これまでに2,800名を超える参加者がサイバーセキュリティに関する知識を習得した。

今回の特別授業は東京都と兵庫県内の計6校で実施され、全14授業を通じて1,200名を超える小中高生および保護者が参加した。KPMGコンサルティングは今後も「Our Impact Plan」に基づき、社会貢献プログラムを継続的に展開していく方針である。

実施校と授業内容まとめ

生成AIについて

生成AIとは、機械学習技術を用いてテキストや画像、音声などのコンテンツを自動的に生成する人工知能システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 既存のデータから学習し新しいコンテンツを創造する能力
• 自然言語処理による高度なコミュニケーション機能
• 画像生成や音声合成などマルチモーダルな表現が可能

KPMGコンサルティングの特別授業では生成AIの概要や最新動向について解説し、適切な活用方法と注意点を指導している。特に中学生や高校生に対しては、生成AIを効果的に活用するための具体的なガイドラインと、プライバシーやセキュリティリスクへの対処方法を重点的に説明している。

サイバーセキュリティ教育プログラムに関する考察

KPMGコンサルティングによるサイバーセキュリティ教育プログラムは、デジタル社会を生きる若年層に必要不可欠なスキルを提供している点で重要な意義を持つ。特にSNSや生成AIなど最新のデジタルツールに関する実践的な知識を提供することで、次世代のデジタルリテラシー向上に大きく貢献することが期待できるだろう。

今後の課題として、オンラインでの受講環境の整備やカリキュラムのさらなる充実化が挙げられる。特に地方の学校や小規模校への展開を考えた場合、オンラインプラットフォームの活用が効果的だ。また、技術の進化に合わせて教育内容を継続的にアップデートしていく必要があるだろう。

将来的には、保護者向けの専門プログラムの拡充や、教職員向けの指導者育成プログラムの導入も検討に値する。サイバーセキュリティ教育の裾野を広げることで、より多くの若者たちがデジタル社会を安全に渡っていけるような環境づくりが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「KPMGコンサルティング、小中高生対象に「サイバーセキュリティの特別授業」を実施 | KPMGコンサルティング株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000284.000088324.html, (参照 25-04-22).
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