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公開：2025-04-26

パーソル総研がソーシャル・リスニング分析を発表、103万円の壁への関心が1,390倍に急増

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パーソル総研が「はたらくソーシャル・リスニング」を発表
• 「103万円の壁」に関する投稿が前年比約1,390倍に増加
• 制度変更への期待や税負担軽減を求める声が多数

パーソル総研による2024年度下半期のソーシャル・リスニング分析結果

パーソル総合研究所は2024年度下半期における「はたらく」に関するトレンドを分析した「はたらくソーシャル・リスニング」を2025年4月25日に発表した。国内10万のソーシャルメディアから取得したデータを分析した結果、「103万円の壁」に関する投稿が前年同期比約1,390倍という急激な増加を示している。^[1]

調査ではSNS・ブログ・レビューサイト・掲示板などから「はたらく」に関する投稿を定期的に分析し、トレンドを可視化することで労働に関する世論の動向を明らかにしている。与野党間での金額見直しや撤廃の議論が活性化したことにより、制度の複雑さに関する解説記事やコメントが大量に投稿されるようになった。

「人手不足倒産」に関する投稿も18位にランクインし、建設・物流業界での労働時間制限開始や人件費・コスト上昇の影響が顕著に表れている。一方で「ジョブ型」「賃上げ」「春闘」については昨年ほどの話題性は見られず、世間の関心は低下傾向にあることが明らかになった。

労働関連トピックスの投稿傾向まとめ

ソーシャル・リスニングについて

ソーシャル・リスニングとは、SNSやブログなどのソーシャルメディア上の投稿を収集・分析し、特定のトピックに関する世論や傾向を把握する手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• リアルタイムでの世論動向の把握が可能
• 大量のデータから定量的な分析が実施可能
• 自然な形での生活者の声を収集可能

ソーシャル・リスニングによって得られたデータは、労働市場の変化や制度に対する反応を把握する上で重要な指標となっている。パーソル総研の調査では、メンション数という指標を用いて投稿の量的変化を測定し、社会における関心の変化を可視化することに成功している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「「はたらくソーシャル・リスニング（24年度下半期）」を発表　「103万円の壁」が前年比約1,390倍―制度疲労と”働き控え“のリアルがSNSにあふれる | 株式会社パーソル総合研究所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000111116.html, (参照 25-04-26).
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