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公開：2025-05-05

エステムがこども家庭庁の保育ICTラボ事業に採択、保育現場のデジタル化による業務効率向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エステムがこども家庭庁の保育ICTラボ事業に採択
• 保育施設のICT活用で業務効率化と保育の質向上を目指す
• 全国での先進的ICT取り組みの実証と横展開を推進

エステムが保育ICTラボ事業の実施事業者として採択

株式会社エステムは2025年5月2日、こども家庭庁が公募する保育ICTラボ事業の実施事業者として採択されたことを発表した。保育や子育て現場におけるデジタル技術の活用を通じて業務効率化と質の高い保育の実現を目指し、全国各地の保育施設でICTを活用した先進的な取り組みの実証を行っていく方針である。^[1]

保育ICTラボ事業では、保育ICTのショーケース化や相談窓口の設置、人材育成支援など包括的なアプローチを展開することで、保育現場の業務負担軽減と保育の質向上を実現する環境整備を進めていく。この取り組みを通じて保育業界全体のICT化を促進し、働きやすい職場環境づくりと将来の保育士確保にも貢献することを目指している。

エステムは大阪を拠点とする保育ICTカンパニーとして、クラウド型保育支援システム「うぇぶさくら」を開発・提供している。登降園管理や保護者連絡、保育記録、請求管理といった事務作業を一元化することで、保育者が子どもと向き合う時間を最大化する取り組みを展開してきた実績を持つ。

保育ICTラボ事業の概要

うぇぶさくらの詳細はこちら

保育ICTについて

保育ICTとは、保育施設における業務のデジタル化を指す概念で、以下のような特徴を持つ取り組みである。

• 登降園管理や保育記録などの事務作業のデジタル化による効率化
• 保護者とのコミュニケーションツールのオンライン化
• 保育現場の働き方改革と保育の質向上の両立を実現

保育ICTの導入により、保育者の事務負担を軽減し子どもと向き合う時間を確保することが可能となる。クラウド型保育支援システム「うぇぶさくら」のような先進的なツールを活用することで、保育施設全体の業務効率化と保育サービスの質的向上を同時に実現できる環境が整いつつある。

保育ICTラボ事業に関する考察

保育ICTラボ事業の実施により、全国の保育施設におけるICT活用のベストプラクティスが共有され、業界全体のデジタル化が加速することが期待される。特に保育現場特有の課題に対応したICTソリューションの開発と実証を通じて、現場のニーズに即した効果的な支援体制が構築されていくことが重要である。

一方で、ICT導入に伴う保育者の習熟度向上や、システムの安定性・セキュリティ確保といった課題への対応も必要となってくる。保育ICTラボ事業を通じて、これらの課題に対する解決策を見出し、持続可能な保育ICT環境の整備を進めていくことが求められている。

将来的には、保育ICTの活用によって蓄積されたデータを活用し、子どもの発達支援や保育カリキュラムの最適化にも活用できる可能性がある。保育ICTラボ事業を起点として、テクノロジーを活用した新しい保育のあり方を模索していくことが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「こども家庭庁「保育ICTラボ事業」民間事業者に採択されました！ | 株式会社エス・テムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000099321.html, (参照 25-05-05).
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