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KDDIがStarlink Directを他社回線ユーザーに開放、圏外エリアでもテキスト通信が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • KDDIがStarlink Directを他社回線ユーザーに開放
  • 空が見える場所で圏外でもテキスト通信が可能に
  • 6月末までの加入で6カ月間無料キャンペーン実施

KDDIが衛星通信サービスStarlink Directを他社回線ユーザーへ提供開始

KDDIは2025年5月7日、衛星とスマートフォンの直接通信サービス「au Starlink Direct」を、UQ mobileやpovo、他社回線ユーザーにも提供を開始した。既存のau周波数を活用してStarlink衛星と直接通信することで、空が見える環境下であれば圏外エリアでもテキストメッセージの送受信や位置情報の共有が可能となっている。[1]

山間部や島しょ部、キャンプ場、海上などの通信環境が整備されていない場所でも、家族や友人との連絡手段として活用できることが大きな特徴となっている。各通信事業者の人口カバー率は99.9%を超えているものの、日本特有の地形により面積カバー率には課題が残されており、Starlink Directによって日本全土での通信が実現されることになった。

本サービスの料金は月額1,650円で、UQ mobileのトクトクプラン2やコミコミプランバリューでは月額550円となっている。2025年6月30日までの加入で6カ月間無料キャンペーンを実施しており、契約事務手数料3,850円はau PAY残高として後日還元される仕組みとなっている。

Starlink Direct対応機種と利用可能サービス一覧

項目 詳細
対応機種 Google Pixel 9シリーズ、iPhone 16/15/14シリーズ(計18機種)
利用可能サービス テキストメッセージ送受信、位置情報共有、Android端末でのGemini利用
料金プラン 月額1,650円(UQ mobile特定プランは月額550円)
提供エリア 日本全土(47都道府県および領海)※空が見える環境が必要
キャンペーン 6月30日までの加入で6カ月間無料、事務手数料相当額をau PAY還元

低軌道衛星通信について

低軌道衛星通信とは、地上300-2000km程度の低い軌道を周回する人工衛星を使用した通信システムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 地球に近い軌道を周回することで通信遅延を最小限に抑制
  • 複数の衛星でネットワークを構築し広範囲をカバー
  • 従来の静止軌道衛星と比較して高速な通信が可能

Starlink衛星は低軌道衛星通信の代表的なシステムとして知られており、世界中で通信環境の整備が進められている。auのStarlink Directは既存の周波数帯を活用することで、専用端末なしでもスマートフォンから直接衛星通信が可能となっており、通信インフラの整備が困難な地域での活用が期待されている。

参考サイト

  1. ^ KDDI. 「「au Starlink Direct」を他社回線ご利用者向けに提供開始 | KDDI News Room」. https://newsroom.kddi.com/news/detail/kddi_nr-562_3846.html, (参照 25-05-09).
  2. 2168
  3. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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