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公開：2025-05-11

きらぼしコンサルティングが東京・北欧スタートアップ6社の相互進出支援プログラムを開始、グローバルエコシステム構築へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• きらぼしコンサルティングがTOKYO SUTEAMの協定事業者として始動
• 東京・北欧スタートアップ6社が海外展開プログラムに採択
• 2025年3月から1年間にわたり相互市場進出を支援

きらぼしコンサルティングが東京・北欧スタートアップ支援プログラムを開始

きらぼしコンサルティングは東京都の「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業（TOKYO SUTEAM）」の協定事業者として、2025年3月より東京・北欧スタートアップ海外展開アクセラレータープログラムを開始した。このプログラムでは厳選な審査を経て、日本企業3社と北欧企業3社の計6社が採択され、1年間にわたる支援が展開される予定だ。^[1]

採択された日本企業には抗がん剤開発のFerroptoCure、生物多様性可視化のミドリクNbS、腸内環境研究のNERONが選出されている。北欧からはフィンランドの拡張オーディオ技術企業Flexound Augmented Audio Oyと、ノルウェーの請求書電子化ソリューション企業ImportFlow AS、モビリティ管理プラットフォーム提供のNivel ASが参画することになった。

きらぼしグループはこのプログラムを通じて、東京のスタートアップ企業に対する北欧市場進出支援と、北欧のスタートアップ企業の東京市場進出支援を実施する。2025年10月には日本でのデモデイ、11月には北欧でのデモデイを予定しており、グローバルなエコシステムの構築を目指している。

採択企業6社の概要まとめ

フェロトーシスについて

フェロトーシスとは、鉄依存性のプログラム細胞死の一種であり、がん治療における新たなアプローチとして注目されている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来のアポトーシスとは異なる細胞死メカニズム
• 鉄イオンの蓄積による酸化ストレスが引き金
• がん細胞に特異的な治療効果が期待される

FerroptoCureは既に第I相臨床試験を開始しており、フェロトーシスの抑制を克服する革新的な抗がん剤の開発を進めている。この技術は従来の抗がん剤とは異なるメカニズムを持ち、がん治療に新たな選択肢をもたらす可能性を秘めている。

TOKYO SUTEAMプログラムに関する考察

東京と北欧のスタートアップ企業を結ぶこのプログラムは、両地域のイノベーションエコシステムを融合させる重要な取り組みとなっている。特に医療技術、環境モニタリング、デジタルヘルスなど、社会課題解決に直結する分野での協業が期待できるため、グローバルな価値創造につながる可能性が高いだろう。

一方で、言語や商習慣の違い、規制環境の相違など、市場進出に際して克服すべき課題も存在している。きらぼしグループによる継続的なサポートと、デモデイなどの具体的な事業機会の創出が、これらの課題解決の鍵を握ることになるだろう。

今後は採択企業の実績や成功事例を積み重ねることで、プログラムの価値向上と参加企業の拡大が期待される。特に北欧の先進的な技術と日本市場のニーズをマッチングさせることで、新たなイノベーションが創出される可能性が高い。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「TOKYO SUTEAM「東京・北欧スタートアップ海外展開アクセラレータープログラム」始動。採択企業決定！ | 株式会社きらぼしコンサルティングのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000133178.html, (参照 25-05-11).
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