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【CVE-2024-2594】WordPressプラグインUser Registration & Membershipに認証バイパスの脆弱性、管理者権限の不正取得が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • User Registration & Membershipプラグインに認証バイパスの脆弱性
  • バージョン4.1.3未満が影響を受ける深刻な脆弱性
  • ユーザーIDを使用した管理者権限の不正取得が可能に

WordPressプラグインUser Registration & Membershipの認証バイパス脆弱性

WordPressプラグインUser Registration & Membershipのバージョン4.1.3未満に認証バイパスの脆弱性が発見され、2025年4月22日にCVE-2024-2594として公開された。この脆弱性はMembership Addonが有効化されている環境で発生し、攻撃者が任意のユーザーIDを使用して管理者権限を含む不正アクセスが可能になる重大な問題となっている。[1]

脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で8.1(High)と評価されており、攻撃には特別な権限や条件を必要としないことから早急な対応が求められる状況だ。影響を受けるバージョンは0から4.1.3未満のすべてであり、攻撃者によって管理者アカウントが乗っ取られる可能性が指摘されている。

この脆弱性はAJAXアクションにおけるデータ検証の不備に起因しており、CWE-287(不適切な認証)に分類される。WPScanのコーディネーターによって発見され、脆弱性の発見者としてwesley(wcraft)が報告している。

User Registration & Membershipの脆弱性情報まとめ

項目 詳細
CVE番号 CVE-2024-2594
影響を受けるバージョン 0 - 4.1.3未満
CVSS評価 8.1(High)
CWE分類 CWE-287(不適切な認証)
発見者 wesley(wcraft)
公開日 2025年4月22日

認証バイパスについて

認証バイパスとは、システムの認証機能を回避して不正にアクセス権限を取得する脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規の認証プロセスをスキップして権限を取得
  • システムの設計上の欠陥や実装ミスが原因
  • 管理者権限の不正取得につながる重大な脆弱性

User Registration & Membershipプラグインの認証バイパス脆弱性は、AJAXアクションにおけるデータ検証の不備に起因している。Membership Addonが有効化された環境では、攻撃者がユーザーIDを使用して管理者権限を含む任意のアカウントへの不正アクセスが可能となり、システム全体のセキュリティを脅かす深刻な問題となっている。

User Registration & Membershipの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに直結する重大な問題として認識されている。User Registration & Membershipの認証バイパス脆弱性は、特に管理者権限の不正取得が可能となる点で深刻度が高く、早急なアップデートが必要となるだろう。

今後の課題として、プラグイン開発においてはAJAXアクションなどの動的な処理に対するセキュリティ検証の強化が求められる。特にユーザー認証に関わる機能については、より厳密なアクセス制御とデータ検証の実装が不可欠だ。開発者とセキュリティ研究者の連携を通じて、脆弱性の早期発見と対策が進むことを期待したい。

また、WordPressサイトの管理者は定期的なセキュリティアップデートの適用と、不要なプラグインの削除を徹底する必要がある。プラグインの選定においても、開発元のセキュリティ対応能力や更新頻度を考慮した慎重な判断が求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-2594」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2594, (参照 25-05-11).
  2. 2319

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