【CVE-2025-1304】WordPressテーマNewsBlogger 0.2.5.1に深刻な脆弱性、任意ファイルアップロードの危険性が発覚
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記事の要約
- NewsBloggerテーマに任意ファイルアップロードの脆弱性
- バージョン0.2.5.1以前が影響を受ける深刻な問題
- Subscriber以上の権限で遠隔コード実行の可能性
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WordPressテーマNewsBlogger 0.2.5.1の脆弱性
WordPressテーマNewsBloggerにおいて、バージョン0.2.5.1以前に重大な脆弱性が2025年5月1日に発見された。この脆弱性は、newsblogger_install_and_activate_plugin関数における権限チェックの欠如に起因しており、CVSSスコア8.8のHigh評価となっている。[1]
この脆弱性により、Subscriber以上の権限を持つ認証済みユーザーがサーバー上に任意のファイルをアップロードすることが可能となっている。遠隔からのコード実行につながる可能性があり、システムのセキュリティに深刻な影響を及ぼす恐れがある。
この脆弱性は【CVE-2025-1304】として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは認証の欠如(CWE-862)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは低いものの、利用者の関与は不要とされている。
NewsBlogger脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1304 |
影響を受けるバージョン | 0.2.5.1以前 |
CVSSスコア | 8.8(High) |
CWE分類 | CWE-862(認証の欠如) |
攻撃要件 | Subscriber以上の権限が必要 |
潜在的な影響 | 任意のファイルアップロードと遠隔コード実行の可能性 |
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認証の欠如について
認証の欠如とは、システムが適切なアクセス制御を実装していない状態を指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの権限レベルを適切に確認せずに機能を実行
- 重要な操作に対する認証チェックの不備
- 権限昇格につながる可能性のある実装の欠陥
NewsBloggerの場合、newsblogger_install_and_activate_plugin関数において権限チェックが適切に実装されていないことが問題となっている。この実装の欠陥により、本来であれば制限されるべき操作が低い権限レベルのユーザーによって実行可能な状態となっているのだ。
NewsBloggerの脆弱性に関する考察
WordPressテーマの脆弱性は、プラグインと同様にウェブサイト全体のセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性がある。特にNewsBloggerの場合、Subscriber権限という比較的取得が容易な権限レベルでファイルアップロードが可能になってしまうため、攻撃のハードルが低く、悪用される危険性が非常に高いだろう。
今後は、WordPressテーマ開発においてより厳格な権限チェックの実装が求められる。特にファイルアップロードやプラグインのインストールといった重要な操作については、管理者権限での実行を強制するなど、多層的な防御策を講じる必要があるだろう。
長期的には、WordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、開発段階での脆弱性診断やコードレビューの強化が望まれる。特にオープンソースプロジェクトでは、コミュニティによる積極的なセキュリティチェックとフィードバックの仕組みづくりが重要になってくるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-1304」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1304, (参照 25-05-11). 2190
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